コラムの第10回で「Equityを使ってデポジット無しで2軒目購入」についてお話しました。では、Equityを増やすにはどのようにしたらよいのでしょうか?
ローンを減らす
50万ドルの家を40万ドルのローンを組んで購入した場合、Equityは10万ドルで20%になります。
ローンを頑張って返済し、30万ドルまで下げた場合、Equityは20万ドルで40%になります。
でも、これは簡単な事ではありませんし、且つ時間もかかりますね。
家の価値を上げる
家の価値は年々上がりますので、Equityも上がっていきます。
上記の場合、購入時のEquityは10万ドルで20%ですが、例えば2年後に家の価値が60万ドルになったとします。その場合、例えローンが40万ドルのままでもEquityは20万ドルで33%になるのです。実際には家の価値は上がり、ローンのバランスは下がるというのが並行して進んでいきます。
家の価値は通常はCVで見ますが、Registered Valuationでも可能です。今はRegistered Valuationの方がCVより高いのが殆どですので、Registered Valuationで見る方がEquityも増え有利です。このRegistered Valuation取得には$800前後の費用が掛かります。
家の価値が上がるのに時間がかかるという方は、家のリノベーションをするのも1つの手です。但し、その場合、地味なところをリノベーションしても家の価値に繋がらない事もありますので、不動産屋のアドバイス等お聞きいただく事をお勧めいたします。
Equityが増えれば、Equityを使って2軒目の購入や、Equity Releaseと言ってローンのトップアップが可能です(もちろん返済能力がある事が前提です)。
注:この記事に含まれる情報は一般的な性質のものであり、人それぞれ、置かれている状況が違いますのですべての人へのアドバイスではありません。個人的案件でアドバイスが必要でしたら、ぜひご相談ください。
- Yuko Dempster (New Zealand Home Loans コンサルタント)
- お客の立場でNZHLを利用し、6年でローンを返済した経験からNZHLの良さを実感、多くの方のお役に立ちたいとコンサルタントに。
- お客様の経済的ストレスを失くし、喜んでいただける事が何よりうれしい。
- プライベートでは、夫と長女、次女(ワンコ)の3人と1匹家族。 趣味は20年続けているビール作り。