転職を考えているあなた!その前にお読み下さい!
ローンの審査はローンを組む前のみ
まず大前提として、ローンを組む前に審査はありますが、組んだ後に審査はないという事をご理解下さい。ローンは通常、20年、30年と長期前提で組まれます。その間には家族が増えたり、仕事が変わったりと人生においての大きな変化も当然あります。ローンが始まってから状況が変わったからと言って既に組んでいるローンをキャンセルされる事はありません。
逆に言えば、ローンは組み易いうちに組んでしまう事が大切です。
基本的には、仕事を変えてすぐにローンの申請は出来ません。それは将来の収入の保証の基盤がしっかりしていないからです。
では、どの位したらローンの申請が出来るのでしょうか? 大きく分けて以下の雇用形態によって変わります。
- サラリーマンやパートタイムの方(将来の収入がはっきりしている)
- 自営業やカジュアルワークの方(将来の収入がはっきりしていない)
サラリーマンやパートタイムの方
サラリーマンやパートタイムのように就業時間が決まっている場合は、年俸の計算もし易い為、試用期間である最初の3ヵ月が終わり次第、ローンを組む事が出来ます。急いでいる方は転職後、2ヵ月位で申請する事も可能です。その場合は、ローンが実際に始まるのは3か月後以降であり、且つ後日、同じ職場で3ヵ月働いた証拠(Payslip等)の提出が条件になります。
今まで働いてきた業界と同じ業界に転職などで試用期間が免除される場合は、契約書や雇用主からのレターなど、試用期間免除を証明する書類を提出する事により、3カ月待たずしてローンを組む事も可能になります。
自営業やカジュアルワークの方
自営業やカジュアルワークの場合は、将来の収入の見込みが難しい為、過去の実績を元に審査されます。
2年分の収入の証明が必要です。つまり、2年経たないとローンの申請が出来ないという事になります。ですので今現在サラリーマンで自営業をお考えの方は、サラリーマンであるうちにローンを組んでしまう事を強くお勧めいたします。
自営業になって2年と言っても、通常は最初の2年はビジネスも軌道に乗らず収入が低いこともしばしばです。そうしますと、もう1, 2年経たないとローンを組むのに十分な収入を得られない可能性もありますので、お気を付けください。
また、自営業の方が度々ぶつかる問題として、節税の為に経費を多く計上し収入がとても低く見える方、Cash payでもらっている方が時にいらっしゃいますが、ローンで使う「収入」とは、国に納めている所得税の元になる収入です。 税金を納めていない収入は、ローンの審査には使えませんのでお気を付けください。ローンを組む事を一番に考えるのでしたら、少しでも多くの収入(純利益)を計上するように心がけてください。
注:この記事に含まれる情報は一般的な性質のものであり、人それぞれ、置かれている状況が違いますのですべての人へのアドバイスではありません。個人的案件でアドバイスが必要でしたら、ぜひご相談ください。
- Yuko Dempster (New Zealand Home Loans コンサルタント)
- お客の立場でNZHLを利用し、6年でローンを返済した経験からNZHLの良さを実感、多くの方のお役に立ちたいとコンサルタントに。
- お客様の経済的ストレスを失くし、喜んでいただける事が何よりうれしい。
- プライベートでは、夫と長女、次女(ワンコ)の3人と1匹家族。 趣味は20年続けているビール作り。