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第24回 教えて、クレジットカードの使い方!

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意外に知らない人が多い正しいクレジットカードの使い方

クレジットカードの支払いは月1回で良し!

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 クレジットカードをお持ちの方はローンの申請時にクレジットカードのステートメントも提出いただきますが、意外に使い方を理解していない方が多くいらっしゃいます。

 お金にきちっとした方に多いのがクレジットカードを使うたびに使った分だけクレジットカードにお金をトランスファーしている方です。中には使った以上にお金をトランスファーしてクレジットカードのアカウントがポジティブ(クレジット)になっている方もいらっしゃいます。

 通常、クレジットカードは1ヶ月毎にステートメントが送られてきて、支払いは翌月の中旬以降です。支払いは毎月1回その時にすれば良いのです。

 例を出して説明しますと例えば8月1日~31日に$2,000クレジットカードを利用したとします。明細を含んだステートメントが9月2日か3日くらいに届きます。そして支払日は9月中旬以降になっているはずですが、ここでは20日となっているとします。この場合、8月に利用した合計額$2,000を9月20日までに支払えば利子はかかりません。この時にMinimum pay $200 などと書いてある$200だけを払ったとすると残りの$1,800に対して利子がかかってきます。

 クレジットカードの支払いは毎月1回、1ヶ月分の全額を期日までに払えばいいので、チョコチョコと支払う必要はありません。もちろん、お金があるうちに払いたいなど理由がある方はそれで構いませんが、オフセットのホームローンをしている方はギリギリまでキャッシュをホームローンに置いておく事でホームローンの金利の節約が出来ます。

お持ちの銀行口座とクレジットカードの会社は同じでなくてもよい

 お持ちのクレジットカードの会社と銀行の口座が同じでなければならないと思っている方が多いのですが、そんなことは全くありません。例えばANZ銀行のクレジットカードを持っているからといって、ANZに口座を持たなければならないという事はありません。BNZ銀行の口座でも全く問題ありません。

 「銀行が同じだと自動で支払えるから」と仰る方もいらっしゃいますが、銀行が違っても自動で払えます。Direct Debitを設定すれば良いだけです。Direct Debitを設定するにはお持ちのクレジットカードの会社からDirect Debitのフォームをもらって、そこに引き落とし銀行の詳細を書いて提出すれば簡単にセットアップできます。クレジットカードで使った1ヶ月分の合計額が支払期日に自動で引き落とされます。

クレジットカードは銀行以外でも作れる

 クレジットカードは銀行だけと思っている方もいらっしゃるのですが、銀行以外でも作れます。例えばFarmers, Air NZ, The Warehouse等々です。もちろん、これらもDirect Debitをセットすればお持ちの銀行口座から自動引き落としでカードの支払いが出来ます。それぞれのクレジットカードで年会費やポイント、特典など違いますから比べて作るのもいいでしょう。

夫婦でカードを別々に作るのはもったいない

 夫婦それぞれにカードを持ちたいからと言って、別々にカードを作ると年会費も2倍になるのでもったいない! また、ローンの審査で言えば夫婦がそれぞれに$5,000の限度額のクレジットカードをお持ちの場合、合計で$10,000の限度額となり、その分返済能力が落ちて借りれる額も減ってしまいます。

 通常、どこのカード会社も少しの追加代金でパートナー用の2枚目のクレジットカード(Additional Card)を発行してくれます。この時、カードの限度額が$5,000だった場合、二人での利用限度額が$5,000という事なので、返済能力への影響も半分ですみます。(ちなみに時々だが月に$7,000使うという方は、月の途中で$2,000カードに支払えばその分又利用出来るようになります)

 但し、ステートメントは1枚でまとめて送られてきますので、お互いにカードの利用明細を秘密には出来ません。

クレジットカードを毎月全額支払いしていない方!

 クレジットカードのミニマム支払いだけ毎月されている方、ステートメントの利子(Interest)をチェックしたことはありますか? クレジットカードの利子は通常15~20%前後ととても高いのです。毎月、利子だけで$200位払っているお客様に時々出会うのですが、全くもってもったいない話です。払えるのでしたらすぐに全額返済してしまいましょう。無理な方、ホームローンをお持ちでしたら、その分ホームローンを増やして、クレジットカード(その他車のローンなども)をクリアにしましょう。ホームローンは、ローンの中でも金利は一番安く長期の返済が可能なローンです。ホームローンにまとめる(Consolidate)事で、20%くらいの金利を5%位にして、月々の返済額も減らせます。

 ただ、これを繰り返すことはお勧め出来ません。立ち止まってお金の使い方について今一度よくお考え下さい。

 クレジットカードは正しく使えばとても便利、間違って使うとカード地獄への入り口です。正しい知識で正しい使い方をしましょう!

ありがとうございました!

 第2弾の「お役立ち! ニュージーランド 住宅ローンのイロハ」も今回が最終回になります。 長い間お読みいただきありがとうございました! 少しでもお役に立つ情報を提供出来ましたなら何よりです。 個人的に住宅ローンのご相談がございましたら、いつでもお気軽にご連絡下さい。

 では、第3弾(?)まで皆様元気で!

 

注:この記事に含まれる情報は一般的な性質のものであり、人それぞれ、置かれている状況が違いますのですべての人へのアドバイスではありません。個人的案件でアドバイスが必要でしたら、ぜひご相談ください。

Yuko Dempster (New Zealand Home Loans コンサルタント)
 
お客の立場でNZHLを利用し、6年でローンを返済した経験からNZHLの良さを実感、多くの方のお役に立ちたいとコンサルタントに。
お客様の経済的ストレスを失くし、喜んでいただける事が何よりうれしい。
プライベートでは、夫と長女、次女(ワンコ)の3人と1匹家族。 趣味は20年続けているビール作り。
022 318 0049
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