意外と知られていない地ビール大国、ニュージーランド
ニュージーランドといえばワイン作りがとても盛んですが、実はビールも数多く作られているのをご存知でしょうか?国際的にも認知度がある大手のビールメーカー以外にも、各地に大小多くのビール工房があります。
特に自分が今暮らしている南島のネルソン地方は、ビールの原料となるホップの一大生産地。スーパーに行くとビール売り場には、たくさんの地ビールも見つけることができます。その中からお気に入りを見つけるのが楽しみの一つになっています。
今回はそのビールを料理に使ってみました。ビールはビールでも「黒ビール」。特有のコクと味わいが料理にも深みが出るのではないかと思ったので・・・
そこで思いついたのが、沖縄に旅行に行った時に食べた「ラフテー」。ラフテーとは水を使わずに沖縄のお酒「泡盛」を使って豚の三枚肉を煮付けた、沖縄版角煮といったところでしょうか。
それをニュージーランド版として、黒ビールで煮付けてみました。これがなかなか上手に仕上がりましたので、みなさんもお好みのビールで、ぜひぜひお試しして欲しい一品です。
材料(三~四人分)
- 豚バラ肉 約500g 3~4等分に切っておく
- 油 大さじ1
- 黒ビール 1本(330ml)
- 水 200ml
- ゆでたまご 4個
- 生姜 1かけ
- ネギ 青い所 少々
- 醤油 100ml
- 砂糖 大さじ5
- はちみつ 大さじ1
作り方
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豚バラ肉を焼き付ける
フライパンに油を熱し、豚バラ肉を全体的にこんがりとした焼き色がつくまで焼き付ける。
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鍋に肉と水を入れ沸騰させる
鍋に焼いた肉を入れ、水(分量外)を浸るぐらいまで入れ火にかけ沸騰したら湯を捨て、肉も軽く洗う。
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中火で火にかける
肉を鍋に戻し、分量のビール、水、生姜、ネギを入れ20分ほど中火にかける。
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弱火で1時間ほど煮る
3に、ゆでたまご、砂糖、はちみつ、醤油も入れ、落し蓋をして、弱火で1時間ほど煮る。
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完成!
お皿に盛りつけて、できあがり。
ワンポイントアドバイス
- マスタードや、針生姜などをつけて食べるとさらに美味しいです。
- 一度水で豚肉を湯でこぼすことで、余計な油分やアクをとることができます。
- 今回は割りとさらっとした仕上がりになっていますが、好みで肉を取り出し煮汁を煮詰めたり、 水を一切使わず、ビールを追加したり、鷹の爪を入れるなどアレンジが楽しめます。
- スロークッカーを使うのもオススメ。
- できたても良いですが、二日目はさらに味もしみて美味しくなります。
- 自分の好みのビールでぜひお試し下さい。