多文化の国ニュージーランドでインドの料理を楽しもう
1. 初めに
ニュージーランドは、多様な文化が共存する移民大国です。特に、インドからの移住者が多く、その影響でインド料理も豊富に楽しめるようになりました。私はニュージーランドに住んでいる中で、現地のインド料理屋さんでビリヤニを初めて食べ、その複雑で豊かな味わいに感動しました。その時から、自分でもビリヤニを作ってみたいという気持ちが芽生え、ついに挑戦することにしました。
2. ビリヤニとは?
ビリヤニは、インドや南アジアで広く親しまれている炊き込みご飯の一種で、香辛料やハーブ、肉や野菜などがたっぷりと使われた贅沢な料理です。ビリヤニは、地域ごとに異なるスタイルやバリエーションが存在し、伝統的にはムスリム文化にルーツを持つ祝祭料理としても知られています。特に、インド南部のハイデラバードビリヤニや、北部のラクナウビリヤニなどが有名です。この料理は、その豊富なスパイスと、バスマティ米の香りが特徴で、肉や野菜とともに一つの鍋でじっくりと調理されます。本来、ビリヤニにはたくさんの種類のスパイスや新鮮なハーブが必要ですが、手に入れにくいこともあり、私はニュージーランドのスーパー「New World」で見つけた「ビリヤニパウダー」を使うことにしました。このビリヤニパウダーは、インドの伝統的なスパイスブレンドが既にミックスされているので、初心者でも簡単に本格的なビリヤニの風味を楽しむことができます。また、家にある材料で手軽に作れることを目指して、今回は冷蔵庫にあった鶏肉と冷凍野菜を活用しました。伝統的なレシピと比べてかなり簡素化しましたが、初挑戦としては十分なビリヤニが出来上がることができました。
今回紹介するビリヤニは私のオリジナルになりますので本格的なビリヤニを作りたい方はこのビリヤニパウダーの裏側に作り方が書いてるのでそちらをご参照ください。
3. 材料
- - ビリヤニパウダー(ニューワールドで購入、市販のもの)
- - バスマティ米(または普通の長粒米でも可)
- - 鶏肉(骨付き、または骨なし))
- - 玉ねぎ、ブロッコリー
- - ニンニクとショウガ(すりおろし)
- - サラダ油またはギー
- - 塩、コショウ
- - 水または鶏ガラスープ
4. 作り方
1. 下準備:鶏肉を一口大に切り、ビリヤニパウダー、ニンニク、ショウガ、塩を混ぜ合わせてマリネしておきます。最低30分、できれば一晩漬け込むとより味がしみ込みます。
2. 玉ねぎを炒める:深めのフライパンに油を熱し、玉ねぎをきつね色になるまでじっくり炒めます。この段階で、玉ねぎの甘みと旨みが料理の基礎を作ります。
3. 鶏肉を炒める:マリネした鶏肉を加え、中火で表面に焼き色がつくまで炒めます。次に冷凍野菜を加え、全体を混ぜ合わせます。
4. お米を準備する:バスマティ米を洗い、水気を切ります。水または鶏ガラスープを加えます。お米の量に対して1.5倍ほどの液体を加えるのがポイントです。
5. 炊き上げる:私は簡素化するために炊飯器を使用しました
6. 混ぜる:お米が炊き上がったら炒めておいた鶏肉、野菜と最後に全体を優しくかき混ぜて、器に盛り付けます。パクチーやレモンを添えると、より本格的な仕上がりにもなりますよ。
今回は炊飯器を使用にお米と具をバラバラに調理しましたが具をお米と一緒に調理する方法もあります。
5. おすすめポイント
ビリヤニは、多彩なスパイスと具材のバランスが取れた、非常に奥深い料理です。今回のように市販のビリヤニパウダーを使うと、手軽に本格的な味を楽しむことができるので、忙しい日や料理初心者にもおすすめです。また、鶏肉以外にも、ラム肉やエビ、ベジタリアン仕様にして豆類やジャガイモを使うなど、アレンジが自由自在です。さらに、ビリヤニは一度に大量に作れるので、翌日のお弁当やパーティー料理としてもぴったりです。余ったビリヤニは翌日再加熱しても味がしっかり残っており、美味しくいただけます。
6. まとめ
ニュージーランドで手に入る材料を使ってビリヤニに挑戦してみた結果、手軽に本格的な味を楽しむことができました。多文化が交差するニュージーランドだからこそ、さまざまな料理に触れ、自分で挑戦する楽しみも増えるものです。
ビリヤニに挑戦したことがない方も、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?