海外でも漬け物が食べたい!
わたしの大好きな趣味の一つに、現地の野菜を使った自家製漬け物作りがあります♪海外で暮らすようになっても、どうしても食べ続けたいお漬け物の各種。だけど、日本では簡単に買えたのに、現地では日本食材店にだって売っていない種類の漬け物が多く、これはもう自分で作るしかない!っと思うようになりました。
いろいろな食材がぬか床になる!
数ある漬け物の中でも、一番好きなのはぬか漬け。だけど海外ではぬか自体が手に入りにくく、冬に長雨が続くオークランドでは管理がなかなか難しい。そんなに苦労しなくても、簡単にぬか漬けが作り出せたら良いのになぁ~と考えていた矢先に、日本の母が日本から送ってくれた新聞記事の切り抜きの中で、ぬか以外からでもぬか漬けのような旨味のお漬け物が作り出せる事を知りました。
それからは当地でも入手可能な様々な食材を工夫して、まずは美味しい発酵床を作り、現地野菜を、美味しい和風のお漬け物に仕上げる事が私の趣味になりました。
初級と上級のぬか漬け風お漬け物
初級 塩ヨーグルト床
材料
- ヨーグルト 500g
- 塩 小匙4
作り方
- 味見して塩っぱいなーっと思うぐらいのヨーグルト床に調整します。
- あとは適当な大きさに切った野菜を入れて1晩待つだけ。
ちょっと上級 パンとビールで作るぬか床
材料
- 食パン2/3袋(最後は床の固さで微調節)
- ビール250cc
- 水250cc
- 塩大匙3
- 捨て漬用の野菜(ニンジンの皮、パースニップの皮等)
作り方
- パンを手で細かくちぎりジップロックに入れる
- 塩とパンを良く混ぜる
- ビールと水を回しかけ、袋を痛めない程度に外から手で良く揉む
- 捨て漬け野菜を入れ込み、冷蔵庫で3日位寝かせたら予備発酵完了
※本漬けする野菜、(ニンジン、キュウリ、ズッキーニなどがおすすめ)は、塩をして板ずりしてから漬けます。野菜の周りをまんべんなくぬか床で覆って、空気を抜き、冷蔵庫で一晩以上保存します。
※毎日野菜を漬けていると野菜から出る水分でぬか床がゆるくなってきますので、パンと塩を少しずつ足してちょうど良い固さと塩分濃度を調整してください。
お願い:漬け物は発酵食品です。通常は乳酸菌等の良い菌のおかげで、生野菜の状態よりもずっと長持ちさせる保存食ですが、野菜から出る水分により、床の塩分濃度が下がったり、温度管理を間違えると、漬け床自体が傷んだり、上手に漬からない場合が有ります。
保存は常に冷蔵庫で。漬け物バックを開けてみて、変な匂いがしたら、迷わず破棄して下さい。また、漬け物の出し入れ時には、毎回十分に手洗いをし、熱湯消毒した箸を使い、雑菌の混入に十分ご注意下さい。衛生と安全に十分気を付け、豊かな漬け物ライフを楽しんで下さい♪