最も簡単な海の狩猟活動!それが潮干狩り
海に行けば自分で晩ご飯のおかずを収穫できるニュージーランド。数ある獲物の中でも、一番簡単に収穫出来るのが、潮干狩りによる貝類!収穫する場所と干満の時間帯を間違えなければ、お子様でも簡単に安全に収穫する事が出来るので、家族向けレジャーとしてもおすすめです。
まずはポイント探し!そして干潮の時間をチェック!
潮干狩りとして収穫が楽しめる貝には、コックル貝、ピピ貝、トゥアトゥア貝、ホタテ貝などの種類があります。それぞれ収穫出来る場所は異なります。まずは海岸をじっくり観察してみましょう。その海に生息している種類の貝の貝殻が海岸に沢山打ち上げられているはず。
また、海には干満の差がありますが、潮干狩りが楽しめるのは干潮の時間帯。事前にその日の潮の満ち引きを調べて、最干潮の前後1時間を狙って潮干狩りしてみましょう。
収穫制限数やエリアに気をつけて!
海岸に立てられている看板も注目!その海岸で収穫可能な貝の種類や制限数、時には収穫が制限されているシーズンなどの情報が入手出来ます。
いざ出陣!
今回ご紹介するのはコックル貝の収穫です。場所はOkoromai Bay。干潮で遠浅になった海岸で、波打ち際まで歩いて行きます。まずは足で砂浜を軽く踏んでみてゴツゴツした感触が足に当たるかどうかを確かめます。足に何かあたったら手で砂の中を探ってみてください。簡単に大粒の貝が顔を出します。制限数を守って出来るだけ大きな粒を探しましょう!
自分で採ってきた貝を食べる!これぞ自給自足の醍醐味
収穫してきたコックル貝は貝と貝とをこすり合わせてキレイに掃除します。砂抜きが必要なピピ貝やトゥアトゥア貝と異なり、コックル貝はすぐに食べることが出来ます。
コックル貝の酒蒸し
材料
- 野生のコックル
- 調理酒(紹興酒、白ワインでも可)
- お好みの香草(ネギ、コリアンダー等)
作り方
- 熱したフライパンにコックル貝を並べ、調理酒(紹興酒)を振りかけてすぐに蓋をします。
- 1つ2つの貝が口を開けたら、火から下ろし余熱ですべての貝の口が開くまで、蓋は開けずに鍋をゆすります。
- あまり長く加熱してしまいますと貝が固いゴムのように縮むので、注意!
- すべての貝が口を開けたらすぐに皿に取り、刻んだ香草をふってコックルの酒蒸しの完成です。
その他、貝飯、貝の味噌汁、貝とネギの酢味噌和え、クラムチャウダー、ボンゴレパスタなど、和食、洋食どちらもお勧めです!
残ったコックルは冷凍保存
一人1日50個まで(オークランドエリア)収穫できるコックル貝。もしも食べきれずに残ったら、生の状態で外側の水分を拭き取りジップロックで小分けにして、なるべく空気を抜いて冷凍保存します。アサリ同様一度冷凍保存した方が貝のうま味が増し、生の状態同様にフライパンで酒蒸しにするとパクッとキレイに口を開きます。是非お試しください。