日本とニュージーランドは、赤道を挟んでほぼ同緯度にあたり、季節は真逆ですが、日本でも馴染みがある海の幸、山の幸が沢山捕れます。
お店で買える魚の種類は日本に比べて少なく、そして高いのに、自分で海に行けば、日本でなら超高級魚と言われるお魚たちが、タダで!簡単に!手に入れられます。(※)
今日はニュージーランドの数ある海の幸の中でも特に日本では高級な『ウニ』をご紹介致します。
まずはウニを捕まえるポイント探し!
・干潮の時だけ水面に顔を出す岩場の潮溜まりを狙おう!
・ウニの餌になる海藻を目印に!
・下が泥っぽい海にはいません。砂地の岩場を探してね!
ウニが好んで食べている、このプチプチの海藻が沢山生えている岩場が狙い目です!
ウニを収穫するときの注意点!
・トゲやウニの染液から指を守る為、手袋をした方が無難です!
・素手よりも、錆びても良い、少し幅があり薄べったい工具などを使うと便利です。
ウニは針の先に吸盤があります。一度警戒して吸盤を強く岩に吸い付けられると、引きはがすのが大変なので、ウニを見つけたら素早く工具を岩とウニの間に滑り込ませて、一気にはがしとりましょう!
ウニをさばくときの注意点!
・ウニを良く観察し、おへそのような丸い口がある方を上にして置きます。
・まずは、この丸い口を外し、そこから殻を左右にこじ開けて半分に割ります。
・中には黄色い部分と赤黒い部分がありますので、赤黒い部分を避けつつ黄色い部分のみをスプーンで取り出します。
・塩水で軽く洗ったら完成!
生ウニはもちろん美味しいですが、焼きウニや蒸しウニも、ぐっと甘みが増して美味しいです。ウニは1年中収穫出来ます。初心者でも採りやすいのは夏の温かい海。でも、夏はウニの産卵期にあたるため、まだ海水温が冷たいこの時期の方が身に厚みもあり、甘くておいしいウニが収穫出来ます。
※ニュージーランドでレジャーとして海の幸を収穫する場合、ルールが明確に制限されています。KINA(ウニ)は、現時点で1日一人50個までの収穫。サイズの規定はありません。お住まいのエリアによってルールが変わり、随時変更もされますので、海へお出かけ前に必ずMPIのホームページでご確認ください。(http://www.mpi.govt.nz/travel-and-recreation/fishing/fishing-rules)
ルールを守らなかった場合厳しい罰則があります。また、ルールに関わらず、収穫する量は、自分たちがその日に食べきれる量だけに留め、次の世代に豊かな海の資源を残しましょう。コレステロールも高い食品ですので食べ過ぎ注意、一人1日5個位の収穫でたっぷり食べられます。