Kia Ora!マナです!
ニュージーランドに住んでいて、驚いた文化のひとつが「サーチャージ(surcharge)」です。
特にカフェやレストランで食事をした際、「あれ?思ったより高い?」と感じたことはありませんか?それ、もしかすると「祝日サーチャージ」かもしれません。
今回は、「サーチャージ」についての仕組みや理由、どんなお店が対象か、などをわかりやすくご紹介します。
サーチャージとは?
「サーチャージ」とは、追加料金のことです。特に、特定の日に通常料金に加えて上乗せされたりします。ニュージーランドでは、主に祝日に飲食店などで10〜15%ほどのサーチャージが加算されるのが一般的です。
お店の入り口やメニュー、レジ横などに「Public Holiday Surcharge 15% applies」などと書かれていることが多く、きちんと表示されています。
しかし、知らないと気づきにくく、レシートを見て初めて「あれ?なんで?」となることも...。笑
なぜ祝日にサーチャージがあるの?
この制度の背景には、ニュージーランドの労働法が関係しています。
祝日に働く従業員には、通常の給与に加えて「1.5倍の時給」と「代休」を与える義務があります。
つまり、オーナー側から見ると、祝日は人件費が大きく跳ね上がってしまうのです。
それを補うために、多くの飲食店では祝日に限りサーチャージを導入しています。これはスタッフの労働条件を守るためでもあり、文化として理解されている仕組みです。
実際どれくらい高くなる?
たとえば、通常$20のランチメニューに15%のサーチャージが加算されると、実際の支払額は$23になります。
15%の違いとはいえ、金額が大きいと大きな出費になることも。
私もニュージーランドに来たばかりの頃に、祝日にカフェへ行き、レジで「高っ!」と驚いて確認したところ、「祝日だからサーチャージが含まれている」と説明を受け、初めてその仕組みについて気がつきました。
どんなお店でサーチャージがかかるの?
サーチャージは主に飲食店(カフェ、レストラン、バーなど)で見られます。
特にローカルなカフェでは導入率が高く、観光地にある店舗もほとんどが祝日にサーチャージを適用しています。
一方で、スーパーやチェーンのファストフード店ではサーチャージがない場合も多いです。
ただし例外もあるため、気になる場合は事前に確認しておくのが安心です。
ちょっとした文化の違いも楽しもう!
ニュージーランドの祝日サーチャージは、最初は戸惑うかもしれません。
でも、これは現地の働き方や文化を反映した制度でもあります。サーチャージを通して、スタッフの待遇やビジネスの持続可能性について考えるきっかけにもなるかもしれません...。
「祝日は少し高くなるけど、のんびりとしたサービスと美味しいコーヒーを楽しめる」そんなニュージーランドの魅力のひとつとして、サーチャージも受け入れてみてはいかがでしょうか?