ニュージーランド政府は、4月21日再生可能エネルギー開発における協力関係でさらなる発展と祈念するイベントを主要研究機関に加えて再生可能エネルギー開発を進める日本の主要機関・大手企業の幹部を含む代表団と開催しました。
このセレモニーには、訪日しているジャシンダ・アーダーン首相を始め、ダミエンオコーナー貿易・輸出振興大臣も参加しました。
トヨタ自動車の現地法人Toyota NewZealandは、水素で走る燃料電池車「MIRAI」を使ったカーシェアをニュージーランドのオークランドを皮切りに導入すると発表し、ニュージランドと日本の脱炭素社会の実現に向けた大きな一歩を踏み出しました。
セレモニーの中では、アーダーン首相が展示されている車を見学しながら説明を受けたり、ダミエンオコーナー貿易・輸出振興大臣は実際に「MIRAI」をテスト走行しました。
- (水素で走る燃料電池車「MIRAI」の説明を受けるジャシンダ・アーダーン首相)
- (水素で走る燃料電池車「MIRAI」に乗るダミエンオコーナー貿易・輸出振興大臣)
そして、ニュージランドの政府機関の研究機関で、地熱学研究等を専門とするGNS Scienceは、地熱を活用した革新的なソリューションを提供するニュージランド企業Geo40社と地熱分野における協力体制を組織し、東京に新たな拠点創設すると発表。設立の記念として鏡開きを行いました。今後は、ニュージーランド政府の支援も受けながら日本企業とも連携をとり、地熱発電の進める予定ということでジャシンダ・アーダーン首相は「両国にとって脱炭素化に向けた具体的な一歩になる」と述べています。
- (設立の記念セレモニーで挨拶を行うジャシンダ・アーダーン首相)
- (関係企業・研究機関とともに鏡開きを行うジャシンダ・アーダーン首相とダミエンオコーナー貿易・輸出振興大臣)
今年で、ニュージランドと日本の外交樹立関係は70周年を迎え、二国間の関係がこれらの発表でさらに発展していくことが期待されます。環境への新しい取り組みに挑戦し、協力体制を継続する二国間の今後の発展に期待と注目です。