季節の変わり目はお風邪に注意
ここ数日気温が上がり、だんだんと夏らしい日差しと気温の日が多くなってきましたが,朝晩は急激に冷え込んだり、雨が降ると冬のような寒さが戻ることもある今日この頃ですね。皆さん体調管理はしっかりされていますか?そうゆう私は、不覚にも風邪を引いてしまい、体調を戻すのに2週間以上時間かかってしまいました。
日本とは異なり、ニュージーランドでは、風邪は基本的に養生して直すもの。っとして、病院に行っても無理をせずに,暖かくしてゆっくり身体を休めて下さい。お大事に~。っと言って帰されてしまいます。具合が悪いときは無理はしない。休むのが基本。のニュージーランドらしい考え方です。
風邪の症状を和らげる身近なハーブたち
病院でお薬が処方されないからといって何もしないで寝ているのも苦しいものです。こんな時は西洋の民間療法的に伝わるハーブを上手に利用してみましょう。例えば咳や喉の痛み、頭痛などの風邪の諸症状を和らげる効果があるハーブティーや、免疫力を上げて風邪の治りを助ける働きのあるスパイスなどがあります。
もともとは野草だったハーブは害虫や病気にも強く、比較的簡単に育てることが出来ます。家庭の薬箱として、ご自宅に小さな菜園を作りハーブを育ててみるのも宜しいかと思います。
症状に合わせたお勧めのハーブ&スパイス
ご自宅での栽培の他にも、スーパーマーケット等でも入手可能なハーブとスパイスの優れた効能をご紹介しましょう。
- ペパーミント 頭痛、鼻づまり、不眠の解消、
- タイム 喉の痛み(うがい)、抗ウィルス、咳止め
- セージ 抗菌、喉の痛み(うがい)、鼻水、痰を取り除く
- シナモン 発汗、免疫力を高める
- ターメリック 免疫力を高める、風邪予防
- しょうが 体を温める、免疫力を高める
※様々な効能効果があるハーブやスパイスですが、取りすぎると肝臓に負担を与えたり、妊婦さんには子宮の収縮、母乳の抑制作用が出る種類もあります。持病をお持ちの方や妊婦さん、お子様へのご使用は,ハーバリストやお医者様へご相談してからご利用ください。
自宅で簡単にドライハーブやドライスパイスを作る
これから夏に向けて、ハーブは旺盛に生長し茂ってゆきます。またカラッとしたニュージーランドの夏はドライハーブを作るのにぴったりの気候です。摘み取ったハーブ類はサッと洗い、水分を拭き取って、ざるや干し網で乾燥させましょう。
天気の良い日に車のボンネットの上に新聞紙を広げ、その上にキッチンペーパー、乾燥させたいハーブを重ね、更にその上から黒いタオルで覆い天日で乾燥させると、半日で完全にカラカラに陰干し仕様のドライハーブが完成します。
生姜は皮付きのまま薄切りにし、一度蒸してから天日で丸1日乾燥させた『乾燥蒸し生姜』にして保存します。完全乾燥後は乾燥剤を入れて密閉容器で保存しましょう。