地熱大国ニュージーランドの誇るワイオタプ公園の魅力たっぷりな見所を前編、後編に分けて紹介します!
ワイオタプってどんなところ?
ワイオタプは、ロトルアとタウポの間にある地熱地帯です。日本でいうところの九州大分県別府にある地獄めぐりのような場所です。ワイオタプターマルワンダーランドが正式名称で、入場料は、32.5ドルです。ニュージーランドは、火山大国で電力の20%を地熱で補っているくらい地熱地帯が多い国です。ロトルアの街中にも硫黄が表出している場所などがいくつもあります。
ワイオタプの見所 前編
ワイオタプはとても広い範囲にわたって保護地区になっており、ルート1、2、3があります。ルート1は30分、ルート2は60分、ルート3まで回ると90分かかります。かなり見所がある観光スポットなので、前編と後編に分けて紹介しようと思います。ワイオタプ自体は8:30にオープンし、レディノックス間欠泉のショーが10:15に始ってからは混みだすので、できれば早く行って先にワイオタプを満喫するのがおすすめです。
レディノックス間欠泉
ワイオタプの一番の目玉は、レディノックス間欠泉です。毎日10:15からレディノックスに石鹸を投げ入れ、お湯を噴出させるショーが開催されています。レディの名に相応しい貴婦人のような白い岩肌から8mもの高さのお湯が吹き上がるのは見ものです。レディノックス間欠泉は、ワイオタプ公園内から少し離れた場所にあり、マイカーで行く必要があります。レディノックス間欠泉への門は普段は閉じられており、10時前になると開かれます。それまでにワイオタプのビジターセンターでチケットを購入する必要があり、チケットを購入すると、レディノックス間欠泉を見に行くかどうか聞かれ、「yes」と答えると、手首にスタンプを押してくれます。レディノックス間欠泉までは、駐車場に入る際にスタンプの提示を求められます。噴出までの5分ほどはレディノックス間欠泉についての解説があり、それからショーが始まります。もちろん、レディノックス間欠泉を見た後、手首のスタンプを見せればまたワイオタプ公園内に戻ることができます。
マッドプール
マッドプールもレディノックス間欠泉と同じくワイオタプ公園までの車道にあり、こちらは無料で見学することができます。別府温泉の地獄巡りにある「鬼石坊主地獄」と似ていますが、少し規模が大きい感じです。ワイオタプ公園に早く着いた時や、見終わった後に見に行ってみてください。
アーティストパレット
アート好きなニュージーランド人は、こういう景色を見ると画家のパレットのようだと表現するのが好きなようです。ほぼ白じゃん!と思うのですが、所々に硫黄の黄色や緑、茶色があり、言われてみれば、パレットかなぁという感じです。
巨大な火山噴火口
大きく口を開いた火山の噴火口で、常にモクモクと白い煙を出しています。所々に黄色い硫黄が表出しており、卵の腐ったような硫黄の匂いもぷんぷんします。日本だったら周りが温泉街になるのに、ニュージーランドでは森林が生い茂っているのがなんか不思議な感じです。