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ワイオタプ公園の見所を徹底解説 後編

熱大国ニュージーランドの誇るワイオタプ公園の魅力たっぷりな見所を前編、後編に分けて紹介します!

噴火のリスクがある!?ワイオタプ公園

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ワイオタプ公園は、火山地帯の真っ只中にあるので、噴火のリスクもゼロではありません。しかし、噴火にはあらかじめ予兆があるものです。震度の有無や地熱の上昇などによって、噴火は予知されます。もし、噴火の予兆がなく突然噴火した際には、アラームが鳴るようになっています。ルート上にはあらゆる箇所からエスケープルートが設けられており、火砕流などから逃げられるようにリスク管理がされています。と言っても全く怖がる必要はありません。万が一のため、というだけです。歩道はきちんと整備されており、とても歩きやすい道ですので、体力に自信がない方にもおすすめです。

ワイオタプ公園の見所 後編

前回の記事で、ワイオタプ公園の見所として有名なレディノックス間欠泉などを前編として紹介しましたが、ワイオタプ公園の見所はそれだけではありません。むしろ、私のお気に入りは別の場所です。目を見張るニュージーランドの地熱公園に訪れてみたくなる見所を紹介します。

シャンパンの池

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シャンパンのように二酸化炭素などによって泡立っていることから名付けられた不思議な池です。二酸化炭素だけでなく、金や硫黄などさまざまな金属が混じっているそうです。色も透き通って綺麗で、底が見えます。縁は茶色く酸化しており、木などが浮かんでいるのが見えます。池の縁の形状も折り重なったミルフィーユのようになっており、見応えがあります。

ンガコロ湖に流れる滝

ルート3の最終地点には、ンガコロ湖があり、そこに川が流れ込んで小さな滝になっています。壮大なンガコロ湖は見応えがあります。

シンターテラス

堆積物によって少しずつ形成された階段状の地形です。トルコのパムッカレや日本の秋吉台の百枚皿の小さい版のような印象でした。しかし、細かな鱗のような模様がよく見るととても綺麗です。白や茶色、緑の場所があり、振り返るとまた違う景色が広がっており、行ったり来たりしたくなるようなポイントでした。

デビルズバス

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私が一番感動したのは、デビルズバスです。悪魔の浴槽という意味で、宝石のオパールのような色です。ルートを歩き終え、またビジターセンターへ戻る最後にあるビューポイントです。その名に負けず、凄まじく鮮やかな黄緑色の池で、地球の自然界でこんな色があるのかと目を疑いました。ここに溜まった水の成分はヒ素を多く含んでおり、そのヒ素によって光が吸収し、反射するのが黄緑色なのがそうです。この黄緑色の池に木々が映り込んでいるのがまた不思議でとても綺麗でした。ヒ素を多く含んでいる日にはより鮮やかな緑になるそうです。

黄色い硫黄の結晶

ワイオタプ公園では、硫黄の含有量が多いため、至る所に硫黄が表出しています。よく見ると硫黄の結晶ができているのが見えるので、鮮やかに黄色くなっている場所を見かけたら、よく目を凝らしてみてみてください。これは、吹き出した硫黄のガスが固まって結晶になったものです。

 

記者プロフィール

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離島大好き旅人のactivegirlです。日本の離島を44島以上巡ってきました。カメラ片手に次はNZの島々を歩き回ってます。離島情報のサイトもやっています。島へ旅行する際はぜひチェックして下さい。
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