日本で人気に火がつき、世界に広がった猫カフェ

1998年、台湾にオープンした「猫花園」を元祖とし、日本で人気に火がついた猫カフェ。日本では2004年に大阪にお目見えした「猫の時間」を皮切りに、全国に猫カフェが続々と開店。現在は約150まで増え、店舗数は世界一なのだそうです。このブームは世界にも飛び火し、アメリカ・ニューヨーク、イギリス・ロンドン、イタリア・トリノ、フランス・パリ、ハンガリー・ブダペスト、スペイン・マドリード、ロシア・セントピーターズバーグ、タイ・バンコクなど各国に登場。ロンドンではオープン当初、定員30席の猫カフェに2万人が入店を希望し、数ヶ月先まで予約が埋まるという盛況ぶりを見せました。

そんな世界で大人気の猫カフェが、数ヶ月以内にいよいよニュージーランドにも登場するかもしれません。ニュージーランド初の猫カフェ計画に着手しているのは、オークランド在住のマイクさんとヴィッキーさん。10年来の友人同士である二人は数年前、日本に旅行した共通の友人を通して猫カフェの存在を知り、心を惹かれていました。そして昨年オーストラリアのメルボルンに猫カフェが上陸したのを知り、「ニュージーランドに自分たちの猫カフェを開きたい」と決心したそうです。

資金調達にクラウドファンディングを利用

猫カフェの開業が予定されているのはオークランドのノースショア地区。十分な広さを持つ店舗はカフェエリアと猫たちのいるラウンジの2スペースに分け、通常のカフェとしても利用できるとのこと。衛生面もしっかり考慮され、猫はキッチンへの出入りが一切禁止です。

猫のラウンジには大きくて快適なカウチが置かれ、猫用のおもちゃやラグ、キャットウォーク、キャットタワーなどのほか、猫の映像が流れるテレビモニターも設置。カフェエリアでオーダーしたドリンクとフードは持ち込み自由なので、猫好きの人はこちらで猫たちと触れ合いながらカフェタイムを満喫できます。猫カフェのスタッフとして活躍する猫たちは、動物保護団体SPCAから引き取るとのことです。

こちらの猫カフェの開店資金を集めるため、マイクさんとヴィッキーさんはクラウドファンディングを利用しています。2015年8月1日までに目標金額の35000NZドルに達すれば晴れてオープンが決定するとのこと。果たしてニュージーランドに猫カフェは上陸するのでしょうか。このプロジェクトを応援したい方は以下のサイトで5NZドルから資金援助が可能です。
https://www.kickstarter.com/projects/899354104/the-cat-lounge-new-zealands-first-cat-cafe