レベル2になったので、保留になっていたIRDの対面身分認証をしに近所の郵便局へ。
マルチな郵便局
地元の郵便局はとても多機能便利。
- 郵便、宅急便、土曜午前も営業
- Kiwibank
- IRDの申請、身分認証
- Kiwi accessという住所入りの身分証明カード(有償)
窓口にはとても有能で親切な女性がいて、Kiwibankの身分認証のときもてきぱき対応してくれた(無料)。今回も同じようにできると思ったら、
- IRDからのレターはプリントするか、
- ない場合は、再度、申請用紙に記入しなくてはならない。
とのこと。ほぼ電子化されているNZにしては珍しく、IRDにはメールではなく紙媒体で送るみたい。
困ったな。プリンターがないんだよな…再申請してもいいけれど、もしもIRDナンバーが変わったら、それでなくても不慣れな就職活動や給与などに支障が出るのは避けたいし…
「プリントのサービスはありますか?」
「うちではできないけど、向かいの図書館に聞いてみたら?確か印刷できたと思うけど」
「わぁ、それはありがいたいです。聞いてみます!」
便利な図書館。だがしかし…
ということで、地元の図書館へ。静かでほぼ人影もない。ウェリントンの図書館は住民でないとレンタル不可ということで凹んだ経験がありますが、コピーはどうなのかな…
初老の優し気な受付男性に、ビジター記録を残すということで名前と電話番号を聞かれる。
「住民(Resident)ではないのですが、印刷利用はできますか?」
「できますよ。白黒なら最初の10Pまで無料です。データはありますか?」
「ウェブでメールにログインできればそこから出せます」
「ではインターネットを使ってください。いまは無料で使えますよ」
なんとありがたい!
日本のウェブメールを開こうとしたところ、セキュリティが厳しく進めませんでした。
「しばらく待ってダメなようなら、USBでデータを持ってくるかだね…」
データはUSBで!
ということで、てくてく自宅まで戻り、データをUSBに取り込み、再び図書館へ。徒歩5分の距離でよかった…めっちゃ坂道だけど…
受付の男性に、USB持ってきた!という言うと、どうぞ、との身振り。無事に印刷できて、「ありがとうございます!」と意気揚々と郵便局へ。
「印刷できました!」と言うと、女性が手早くパスポートとワークビザをコピーする。
「40セントです」あ、お金かかるんだ…言ってくれれば図書館で印刷したのに…(笑)
「あと、銀行口座の証明もありますか?」と聞かれ、見つめって沈黙…
申請したときに使うべき書類がすべているのね…(泣)
私はロックダウン中にメールでIRDナンバーのオフショア申請をしたので、銀行口座もナンバーも仮発行という、イレギュラーな対応だったのです。
「もう一回、いってきます…」しょぼーんと郵便局を出ると、再び自宅への坂道を上る。USBを握ってまた図書館へ。違う男性が受付にいて、事情を話す。
「印刷いいですか?また違う書類が要るんです…」
「三度目の正直、うまく行くといいね」
最終ラウンド
最後の書類を握って郵便局へ。窓口にKiwibankのBank statementを差し出すと、男性が
「これ、支出がないね…」
え!?何!?まだこれ以上何かあるの!?口座作ったばかりだから支出どころか収入だってなくても当たり前じゃない…そこに女性が、
「この口座はKiwibankのだから、このPCで見れるじゃない?」
と言って画面で確認してくれた結果、なけなしの残高から3.5ドルの買物と少しの寄付をした記録があり、OKでした。ほっ…寄付様々、世の中何が幸いするかわかりませんね。
お後がよろしいようで…
私の手元にはレシートが残り、これでIRDの身分認証は無事完了(のはず)。何かと手間と労力はいるけれど、皆の親切に助けられてどうにかなっています…終わり良ければすべて良し、ということで…皆さんは、どうぞ私のようにトラブルなく、スマートにお過ごしください。(私は学生やワークビザでなく、個人のパートナービザのため公的証明にひと手間かかっています)
必要書類メモ
- パスポートのコピー
- ビザのコピー
- 身分証明…運転免許証(NZ版)/Kiwi access card/学生証
- 住所証明…銀行口座証明/水道光熱費の請求書など
- IRDレターほか
便利メモ
- USBにデータを入れて携帯する
- できれば一部ずつプリントして持っておく
- 図書館は白黒10pまで無料。インターネットは10c/1min。カラーコピーは$1.5と高め。
- 地元の郵便局の白黒コピーは20c/p、カラーは確か90c/p。
せっかくの身近な公共機関、覗いてみると意外に便利なことがあるかもしれませんね。
レベル1になって安全なNZライフ、安心してめいっぱい満喫できますように!