お庭の薔薇、お酢、砂糖、蜂蜜で簡単手作り
何かと手作りしてみるウェリントン&ロックダウンの生活で、現在友人の間で絶賛されているのがこちら、「薔薇ジュース」。試作を味見したときは…脳内で芳香が炸裂するようでした。嗅覚は脳に直結していることを実感です。
作り方
美しい薔薇を、香りと舌でも味わう贅沢…白、黄色、赤と色々ありますが、私がジュースにするのに好んでいるのはこのピンクの薔薇。香りがゴージャスで、色も美しいです。
見目麗しい盛りの花を使うのは忍びないので、盛りを丁度過ぎたものを、お天気の良いときに首から摘み取ります。(お天気が荒れるときは風雨で散ってしまうので、きれいな花も摘みとります。)瓶に入るくらいの量なので、10輪程度でしょうか。摘むことへの罪悪感もあったのですが、嬉しいことに、新たに花がつき続けることに気づきました。新陳代謝というのでしょうか(生存本能か)、植物との付き合い方や目線も少し変わりました。
花を払って虫たちを庭に戻し、ボールに水を入れて優しくさっと洗います。水を切って乾かします。保存に使う容器も清潔にして乾かしておきます。
ボールに蜂蜜ひとさじ、お酢ふたさじ程度を溶かし、必要なら熱湯をひとさじ程度加えて溶かします。お水は少ないほど衛生的です。別のボールに砂糖を敷きます。
乾いた花を一輪ずつお酢で和えて、砂糖をまぶして清潔な容器に入れます。必要に応じてお酢、蜂蜜、砂糖を追加してください。写真は手ですが、お箸を使うとベター。
ボールに残ったお酢や砂糖も、花でふき取り、瓶に詰めます。必要なら最後にお酢を少し加えます。
冷暗所に置いて数日すると花が漬かってジュースがでてきます。たまに転倒混和するのもよいでしょう。一週間ほどで浸かり切るので、苦くなる前にジュースを濾します。絞ると苦みがでるので、清潔な容器で自然に落とします。残った花はお湯を注ぐとそれはまた香しいお茶ができます!この香りがもたらす陶酔感は何なのでしょうね…
効能
薔薇は美しさや香りに加え、ビタミンや抗酸化など、栄養的にも美容にも優れた優秀な植物だなと思います。特に女性には優雅な香りと成分で優しく癒しをもたらします。野生の薔薇などは特に生命力が強く、だからこそ有効な成分が多いのだと思います(これは雑草も同じだと思います)。もしもあなたのお庭に薔薇があるようなら、その今ここでしかない貴重な恵みを、ありがたく分かち合い、味わってみるのはいかがでしょうか…
補足
昨年から梅ジュースや桜の塩漬けなどを試していて、この方法を見つけました。保存料など使いませんので、清潔に作って冷蔵し、香りも新鮮なうちに召し上がってください。
基本はジャムや味噌と同じです。調理器具は乾燥または熱湯、アルコール、お酢などで清潔に保ち、衛生には十分注意して自己管理・自己責任でお試しください。