海外ロックダウンで、バターなし、ベーキングパウダーなしのクッキング
ビスケットを焼いてみよう!
と思ったら、ベーキングパウダーもバターも残り少なく、このロックダウンの最中、面倒な買い物のためにいま嗜好品に使うわけにはいかない…ということで、
ないないクッキング、今日のお題は…
- ×ベーキングパウダー
- ×バター
を使わないでできるレシピを検索。(すっかりクックパッドのお世話になっています)
シンプルで簡単、ショートブレッド
すると、ショートブレッドなら
- 小麦粉 150g
- 砂 糖 50g
- オイル 50g (バターなら100g※)
で作れるとのこと。(比率は参考です)
※動物脂は空気を含むため、植物油の約倍量換算だそうです。
- 出典:
- https://belcy.jp/84917#heading-id-5069265
- 補足:
- 世の中カロリー重視しがちですが、私からすると質のよい油脂のほうが安全で大切に思えます。加熱するなら、酸化に強いごま油などがよいかと…
試しにココナッツショートブレッド
- 出典:クックパッド
- https://cookpad.com/recipe/3115410
早速、手元にある材料で、
- ライスオイル 50g
- ココナツブラウンシュガー 50g
- 塩 少々
- 薄力粉 100g
- 全粒粉 20g
- ココナツフレーク無糖 50g
生地が硬めでもろく厚かったため、火を通すのに途中で裏返しました。焼きすぎかな…と心配しましたが、ココナッツのお陰か、香ばしくサクサクの仕上がりに。
SNSに「こんなのできました」写真をアップしたら、沖縄の友人から、「美味しそう~」と優しいコメントが。食べていて、どこかで知っている味だなぁ…
はっ!これはちんすこうじゃないか!なるほど沖縄の友人から反応があるわけです。
ちんすこうとは?
そこで、ちんすこうのレシピを確認してみたところ、基本は
- 小麦粉 200g
- 砂 糖 100g
- ラード 100g
ということで、やはり同じタイプの焼菓子だということが判明。
では、文明開化以降に発達したお菓子なのかな?と思ったら、琉球王朝時代(15世紀~)には中国から伝わった米粉を蒸したお菓子があったそうです。スペインやポルトガルのお菓子がシルクロード経由や、16世紀に海を介して日本に入ってきた可能性もあるそうです。
- 出典:朝日新聞社コトバンク
- https://kotobank.jp/word/ちんすこう-722416
食は人類の共通点?
ショートブレッドは、スコットランドで12世紀に発祥した伝統的なお菓子とのこと。小麦粉菓子だから西洋由来だと思ったら、馴染みのある沖縄の郷土菓子でもあることを知って、嬉しい驚きでした。違うようでそっくり。こんな食文化の共通点が、きっと世界のあちこちにあるのではないでしょうか。
食材が違う、料理道具が違う…日々の料理で行き当たる、目から鱗の情報や、新鮮な体験を楽しんでいます。