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英国ショートブレッド、沖縄ちんすこうへの回帰

海外ロックダウンで、バターなし、ベーキングパウダーなしのクッキング

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ビスケットを焼いてみよう!

と思ったら、ベーキングパウダーもバターも残り少なく、このロックダウンの最中、面倒な買い物のためにいま嗜好品に使うわけにはいかない…ということで、

ないないクッキング、今日のお題は…

×ベーキングパウダー
×バター

を使わないでできるレシピを検索。(すっかりクックパッドのお世話になっています)

シンプルで簡単、ショートブレッド

すると、ショートブレッドなら

  • 小麦粉 150g
  • 砂 糖 50g
  • オイル 50g (バターなら100g※)

で作れるとのこと。(比率は参考です)

※動物脂は空気を含むため、植物油の約倍量換算だそうです。

出典:
 
補足:
世の中カロリー重視しがちですが、私からすると質のよい油脂のほうが安全で大切に思えます。加熱するなら、酸化に強いごま油などがよいかと…

試しにココナッツショートブレッド

出典:クックパッド

早速、手元にある材料で、

  1. ライスオイル 50g
  2. ココナツブラウンシュガー 50g
  3. 塩 少々
  4. 薄力粉 100g
  5. 全粒粉 20g
  6. ココナツフレーク無糖 50g

生地が硬めでもろく厚かったため、火を通すのに途中で裏返しました。焼きすぎかな…と心配しましたが、ココナッツのお陰か、香ばしくサクサクの仕上がりに。

SNSに「こんなのできました」写真をアップしたら、沖縄の友人から、「美味しそう~」と優しいコメントが。食べていて、どこかで知っている味だなぁ…

はっ!これはちんすこうじゃないか!なるほど沖縄の友人から反応があるわけです。

ちんすこうとは?

そこで、ちんすこうのレシピを確認してみたところ、基本は

  • 小麦粉 200g
  • 砂 糖 100g
  • ラード 100g

ということで、やはり同じタイプの焼菓子だということが判明。

では、文明開化以降に発達したお菓子なのかな?と思ったら、琉球王朝時代(15世紀~)には中国から伝わった米粉を蒸したお菓子があったそうです。スペインやポルトガルのお菓子がシルクロード経由や、16世紀に海を介して日本に入ってきた可能性もあるそうです。

出典:朝日新聞社コトバンク

食は人類の共通点?

ショートブレッドは、スコットランドで12世紀に発祥した伝統的なお菓子とのこと。小麦粉菓子だから西洋由来だと思ったら、馴染みのある沖縄の郷土菓子でもあることを知って、嬉しい驚きでした。違うようでそっくり。こんな食文化の共通点が、きっと世界のあちこちにあるのではないでしょうか。

食材が違う、料理道具が違う…日々の料理で行き当たる、目から鱗の情報や、新鮮な体験を楽しんでいます。

記者プロフィール

杏里

杏里

ウェリントン在住、整体師。
東京の薬局で健康相談17年、ダンサー歴十余年。
自分でできる養生法を深め、生活の知恵を共有していきたい。
自然農、発酵食品、古神道、和髪自分結い、英語を勉強中。
2019年より日本文化交流Essence of Japanを運営、2020年マッサージ整体Japanese Body Therapyを開業。
https://www.facebook.com/essenceofjapanculture/
https://www.facebook.com/japanesebodytherapy/

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