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【福神漬け】海外在住でも身近な材料で手作りできる! 簡単マクロビレシピ付き

海外生活をしていると「なかなか手に入らない食べ物」ってありますよね?

そんな入手しにくい食品を、なんとか地元で手配できる材料で作ってみよう!
という海外在住者の方もたくさんいらっしゃって・・・

いつも、その飽くなき挑戦心と趣向を凝らしたレシピには感心させられます。

こちらの記事でも地元の材料を使って、たまにすご~く食べたくなる「日本食」などの作り方をご案内してゆきたいと思っています。

今回はカレーのお供『福神漬け』です☆

福神漬けとは? 名前の由来もご紹介

「福神漬け」とは非発酵型の漬物の一種で大根、なす、なたまめ(鉈豆)、れんこん、きゅうり、しその実、しいたけ又は白ゴマなどの7種の下漬けした野菜類を塩抜きして細かく刻み、醤油と砂糖やみりんで作った調味液で漬けたもの。

「ふくじんづけ」「ふくしんづけ」の二通りの呼び名があります。

その「福神漬け」の起源には諸説あるようです。

ひとつは上野にある老舗漬物屋「酒悦(しゅせい)」の十五代当主、野田清右衛門によって発明され、当時の流行作家「梅亭金鵞(ばいていきんが)」が”福神漬け”と命名したと伝えらる説です。

その由来は原料が七つの野菜であることから、近くにある不忍池の弁財天(七福神のひとつ)にちなみ、付けられたとのこと。

また他の一説では「福神漬」は”他におかずがいらないほどに美味しい”ため食費が節約され、知らず知らずの内にお金が貯まってしまう。
これはきっと「福の神」も一緒に漬けてあるのだろう、ということから「福神漬」と呼ばれるようになった、とも言われています。

語源の由来は興味深いものが多いですね~
個人的には後者の説を採りたいところですね!笑

参考引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/福神漬

手作り「福神漬け」のレシピ

材料

大根 ・・・ 500g (約1/2本)
れんこん ・・・ 60g (長さ約5~6㎝)
にんじん ・・・ 30g (長さ約4~5㎝)
しょうが ・・・ ひとかけ
本みりん ・・・ 200g
しょうゆ ・・・ 200g
アガベシロップ ・・・ 75g (または甜菜糖50g)
(あれば)昆布 ・・・ 1枚 (1㎝角にカット)
梅酢 ・・・ 20g
 

作り方

1.大根、れんこん、にんじんは厚さ1~2ミリにして約2センチくらいのイチョウ切りに。しょうがは千切りにします。

photo-2切った野菜を干しザルや干しカゴなどに広げ、天日に干します。

この干しカゴは干物を作るための「吊りカゴ」です。

チャイニーズorコリアン・マーケットで時々見かけますので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。

干すのに適しているのは「よく晴れた寒い日」

条件が揃っていれば、ほぼ1日で乾燥しますが、まだ湿り気が残るようでしたら2~3日続けて干します。
天気の悪い日が続いた場合は室内での乾燥でも構いませんが、天日に当てた方が野菜の甘味が増すのでオススメです。

2.野菜の乾燥が完了したら次は漬け汁を作ります。

photo-3 みりんを先に小鍋に入れ沸騰させます。

その後、しょうゆ、アガベシロップ(なければ甜菜糖、私はオーガニックのゴールデンシュガーを使っています)梅酢を入れてひと煮立ちさせます。

漬け汁が熱いうちに清潔なビンに入れた乾燥野菜、昆布の上に注ぎ入れ、粗熱をとった後は冷蔵庫で保存します。

photo-4 右が乾燥野菜に漬け汁を注いだばかりのもの。

左は3週間ほど漬け込んだものです。

味の浸みた3日後くらいから食べることができます。
(冷蔵で約1か月の保存が可能です)

 

出来上がり&ワンポイントアドバイス

無添加・無着色なので日本で市販されているような赤い色ではありませんが、味は「甘すぎない福神漬け」で乾燥野菜のコリコリとした歯ごたえがたまりません!

photo-6さっそく、カレーに添えて。

我が家はスパイスから作るインド風カレーなのですが…和漬物の「福神漬け」もよく合います^^

もちろん、白いご飯もすすんじゃいます!

そして…良いお酒のアテにもなりますヨ♪

 

ワンポイントアドバイス

同じ材料が手に入らない場合は臨機応変に「代替え」を探しましょう。
今回はマクロビレシピなので基本「白砂糖」は使用しません。

アガベシロップ(これは海外の方が入手しやすいのですが少し割高です)
代替え品 ⇒ 甜菜糖(日本)、ケーンシュガー・ゴールデンシュガー(NZ)
 
梅酢
代替品 ⇒ 穀物酢・アップルビネガー

味を決めるのはとにもかくにも「良質な材料(調味料)」です。

醤油は原材料に「脱脂加工大豆」「アミノ酸」などが使われているものではなく「大豆」の表示があるものしましょう。

みりんも同じく「みりん風調味料」ではなく「本みりん」を選んでくださいね。
ひと味もふた味も違ってきますよ!

上では「代替え」で紹介していますが…
今回の福神漬けの旨味を引き出す「梅酢」はぜひとも使っていただきたい材料です。

梅干しの漬け汁があれば、それを使っていただいてOK。

もしお手元にない場合は通販で取り寄せることも可能です。

クライストチャーチの『夢里ファーム』さんは日本の「南高梅」をファームで育てられていて毎年梅の収穫時期(NZでは11月中旬~12月)には新鮮な青梅を在住日本人の方に分けてくださっています。

もちろん梅干しや梅製品も製造・販売されていて↑こちらの梅酢も通販で購入可能。

ドレッシングや酢の物などにはもちろん、私はお米を炊くときに小さじ1を入れて炊飯しています。
米の臭みがとれ、ふっくらと美味しく炊けるのでオススメですよ♪

夢里ファームさんの「梅酢」はクライストチャーチであればオーガニック・マーケットやコスコKosco(コリアン・マーケット)で入手できる店があります。

もしくはフェイスブックやブログでの通販もされていますので気になる方は直接サイトからお問い合わせされてみてくださいね↓

 

夢里ファーム

(NZ国内発送もしてくださいます^^)
 

手軽にできて身体にも良いマクロビレシピ
カレーもご飯もすすむ「福神漬け」で、お腹も財布も?満たしてしまいましょう!

海外在住の方にかぎらず、日本にお住まいの皆さんも「無添加の自家製福神漬け」ぜひ作ってみてくださいね☆

記者プロフィール

Chiz

Chiz

手仕事人
好きなものに囲まれ心豊かに暮らしてゆきたい。
https://livingwithnature.net/

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