今回はクライストチャーチ・シティにあるブティックシネマ「Lumiere Cinemasリュミエール・シネマズ」をご案内します。
Lumiere Cinemasリュミエール・シネマズとは?
先日の『Spring School Holiday Fun』の記事でも少しご紹介しましたが「Lumiere Cinemas(リュミエール・シネマズ)」は震災後、ずっと修復を続けていた歴史的建物群の一角に2018年、オープンしたばかりの小さな映画館です。
この建物群は旧ボーイズハイスクール、ガールズハイスクール、カンタベリーカレッジ(現カンタベリー大学)が同敷地内に建てられていたもので1877年建造とありますから・・・築年数約150年くらいでしょうか。
クロック・タワーと大きなステンドグラスを配した聖堂も併設されています。
現在は「クライストチャーチ・アートセンター」として生まれ変わり、ギャラリー、工房、服や雑貨のショップ、カフェなどが入る総合施設となっています。
ちなみに「Lumiere(リュミエール)」というのはフランス語で「光」という意味です。
ブティックシネマ内の様子は?
石造りの階段を上って中2階にある両開きの黒扉からエントランスに入ります。
車椅子を使用している方専用の入り口は1階にあり、そのままエレベーターで上階に移動できます。
このあたりも、きちんと配慮されているのは嬉しいですね。
チケット購入方法
中2階エントランスのカウンターでチケットを購入。
(オンラインからの予約の場合は、予約手数料$2が加算されます。)
行く前日などにオンラインで予約状況の画面をチェック。
混雑状況によって予約してゆくか当日シネマで購入するか、決めてもよいですね。
シアター内での飲食もOK
エントランスのカウンターではマフィンやペストリーなどの軽食とコーヒーやジュース、またアルコール類も買うことができます。
購入したものはカウンター横のイートインコーナーで食べることもできますし、席に持ち込んでの飲食もOKです。
各座席には小さな木のテーブルが付いています。
ここにビールやワイングラスを置いて、ゆったり映画を観ながら飲食することができますヨ。
シート幅も比較的広く、前の列との間隔も狭くなくて快適。
何よりもシート自体が新しいのと頭部あたりの筒形のクッションが程よい硬さで・・・思わず寝てしまいそうな座り心地の良さです。笑
館内の腰壁や階段の手すり等には良質の木材(リムやカウリと思われます)が使われていました。
カーペットや壁紙はアールデコ調の柄が使われていてクラシックな建物の雰囲気とよく似合っています。
館内には2つのブティックシネマが
Lumiere Cinemasの中には座席数の異なるシアタールームがふたつあります。
- The Bernhardt(ベルナール) 64seats・・・3階
- The Bardot(バルドー)42seats・・・1階
特に公式サイト中で特に解説はありませんが、
The Bernhardt(ベルナール)はフランスの女優「サラ・ベルナール」の名前から、
The Bardot(バルドー)は同じくフランスの女優・モデルだった「ブリジット・バルドー」の名前から付けられたのでは?と推測します。
映画鑑賞後は3階のBar「Bijou」で
シアター内でもアルコール類を愉しむことができますが、映画鑑賞後の余韻にゆっくり浸りたいなら...3階のバー「Bijou(ビジュー:宝石の意味)」がオススメ。
ボタニカルガーデンを望む窓際の席やバーカウンターでクラフトビアやワイン、そしてカクテルと共に映画の余韻に酔いしれましょう。
まとめ&施設情報
アートセンター建築群の中にオープンしたブティックシネマ「Lumiere Cinemas」
日本で言うところの一般シアターでは上映がかからない「単館上映作品」を取り扱う映画館のようです。
重厚で趣のあるブティックシネマでワインを片手に「お気に入りの映画」を愉しんでみてはいかがでしょうか?
- ◆ Lumiere Cinemas (リュミエール・シネマズ)
- 26 Rolleston Avenue, Christchurch
- https://lumierecinemas.co.nz/
- ◆ 駐車場情報
- シネマ近くにあるアートギャラリー地下に市営の駐車場があります。
(最初の1時間は無料です) - 天気が良ければシネマ向かい側のボタニックガーデンを抜けて併設の「無料駐車場」を利用するのもオススメです。
(180分まで利用可。駐車場からシネマまで徒歩約10分)