以前日本人の知り合いの方に「ロトルア市の図書館に日本語の本がいっぱいあるよ」と聞いたことがあり、ずっと借りに行きたいなと思っていました。先日の土曜日、満を持して 図書館へ。ついでに併設のカフェでランチもしてきました。
半年目の正直
本を借りるのには図書館カードが必要です。私もロトルアに来たばかりの頃に作ったカードを持ってはいたのですが、それはとうの昔に期限切れ。新しくカードを発行してもらうには、顔写真付きのIDとロトルアに住んでいることを証明する郵便物などを提示しなくてはいけません。
顔写真付きのIDはいつも持ち歩いている運転免許書でいいとして、郵便物の方は電気会社の請求書をカバンに入れて、いつでも登録できるようにしていました。ただ緊急でないことを後回しにしてしまうのが私の悪い癖。結局半年以上も登録しないままその状態で過ごしていたため、カバンの中の請求書はクタクタで折り目がいっぱいに。
アクシデントからの方向転換
実はこの日も図書館が目的で家を出たわけではなく、毎週土曜日にクイラウパークで開かれているマーケットで野菜を買って、軽くお昼を済ませ、その後公園で息子を少し遊ばせてから帰ってくる予定でした。
必要なお買い物を先に済ませてしまおうと八百屋さんで野菜を選んでいた時、息子が「ママ、う○ち〜」。う〜ん、このタイミングでですか…。仕方ないのですぐに精算をさ済ませ、12キロの息子を抱えて遠くに停めてあった車に戻りました。無事オムツを替えられたのですが、またマーケットに戻るのは面倒臭い。疲れた。でもおなかすいた…。
そこでふと思いついたのが「そうだ図書館のカフェに行こう。それでずっと先延ばしにしていた図書館カードも作ってこよう。」
ライブラリーストア
ロトルア市の図書館に併設する「The Library Store 」は、図書館の建物のハウパパストリート側にある小さなカフェです。
図書館に併設しているというと、なんか古臭かったり地味な雰囲気だったりしそうですが、 このお店はなかなかオシャレ。合席できる大きめのテーブルのほか、レトロなソファやカウンター席なんかもあり、輸入食品だったりオーガニック食品だったりがたくさん置いてあります。
食事のメニューはほとんどが軽食的なもので、高くても10ドルちょっとくらいでした。私は、その中からフリーレンジのチキンラップをチョイス。それから、レジ横に置いてあったオーガニックドライフルーツのスナックバーを息子に。
と思ったのですが、息子スナックバーを一口食べてみてあまりお気に召さなかったらしく、結局チキンラップを二人で分けっこすることに。
彼も2歳4ヶ月になり、ずいぶん言葉で意思表示ができるようになってきたのですが、自分が食べたいメニューを頼むのはまだ少し難しく、彼のお気に召すものを選ぶのになかなか頭を悩まされます。
また、なんでも自分でしたい年頃なので、まずは自分で食べさせてみると…。チキンラップがラップの形を留めていたのはほんの数秒。 特にこのお店で用意されているのは硬い紙のカトラリーだったので、2歳児にはなかなかハードルが高かったみたいです。
図書館の日本語書籍のコーナー
ランチを済ませた後は、無事図書館で新しいカードを作り、二階にある外国語書籍のコーナーに行ってみました。ロトルアに住んでいる日本人の方が寄付された本もたくさんあるようなのですが、ロトルア市は大分県別府市と姉妹都市提携を結んでいるので、別府市から寄贈された本用の特設本棚もありました。
面白そうな本がたくさんあってどれを借りようか迷いましたが、2歳児との生活でどれくらい読書に費やせるか予測ができないので、ひとまず小説を一冊。普通の本は無料で3週間借りることができます。また3週間後、返却がてらにカフェランチをするのも楽しみです。
The Library Store
住所: 1127 Haupapa Street, Rotorua
電話: 07-346-0018
営業: 月〜金 午前7時半〜午後5時 土 午前9時〜午後1時
ウェブサイト http://okerefallsstore.co.nz/library-store/
山田 早矢香
ロトルア在住。2003年に短期留学の予定で初めてニュージーランドに渡り、その後滞在を延長。ワーキングホリデービザ、就労ビザを経て、2014年に永住権取得。現在は2歳になる息子の子育てに奮闘中。