グレース家族が住む約8ヘクタールの敷地の中には、ネイティブブッシュの森を抱える山があり、小川が流れていて、日々、その風景の移り変わりを楽しんでいます。子供たちも、山や川で遊ぶのが大好き!ダンナ・レーニエとグレースも、森や川の恵みをいただきながら、感謝の毎日を送っています。今回は、そんな素晴らしい大地の姿をご紹介しましょう。
ネイティブブッシュ探検
家の真正面にどど~んと佇むネイティブブッシュに覆われた山。
濃い緑に包まれた森の中には、Kauriを始め、Rimu、Kahikatea、Kowhaiなどの大木があり、野鳥や野生動物の格好の棲み家となっています。
森探検は子供たちにとってドキドキ・ワクワクの大アドベンチャー。ヤギたちが作ったヤギ道(と子供たちが呼んでいます。笑)を通り抜け、急な斜面の道なき道を行くのが、彼らのお気に入り。今日などんな発見があるのかな~。
このネイティブブッシュの森、それほど大きくはないとは言え、一歩足を踏み入れると、そこは別世界。森の妖精たちのささやきが聞こえてきそうな、神秘の世界でもあります。
この森に入ると深~く呼吸をして、目を閉じて、しばらく森の息遣いに自分の身体を同期させるのがグレース流 森の楽しみ方。木々のエネルギーをたっぷり含んださわやかな空気も、そよぐ風も、全てが心地よく体に沁みこみ、グレースを無の世界へといざなってくれます。
「あっ、キクラゲ!」
と驚きの発見をしたのは長女。ふとした拍子に転びそうになった時、身体を支えた木。そこに何か固いものがくっついていて、よく見てみたらキクラゲだった!なんて、普通じゃなかなか考えられませんよね!?
それから、この岩。何だか分かりますか??
この岩、夜になると無数の星のように光りだすんです。
そう、ここはグローワームたちの家。
我が家を訪れるゴートハンターが偶然発見してくれたのですが、自宅でグローワームが見られるなんて、またまたビックリ!いつか、グローワームツアーを組もうかと企んでいるレーニエとグレース。ここでは昼間の何の変哲もない岩から、森にきらめく小さな星々をイメージしてみて下さいね!
水辺のある生活
森のふもとをさらさらと流れる小川。この森と川のバランスが何とも言えず、美しいのです。
川には、ウナギはもちろん、小さな魚やザリガニなどもいて、長男にとって、だけではなくて、レーニエにとっても、最高の遊び場になります。あれ、居ないな~?と探したら、橋のたもとで釣り糸をぶら下げ、じっと瞑想にふけるレーニエを見つけることも。笑
この川と森、加えて牧草地にある池のおかげで、真夏もさわやかな我が家。プケコやパラダイスダックなどの水鳥も遊びに来て、春には可愛い子供たちを連れて歩いてくれます。
それから川は、こ~んなにフレッシュな野の恵みも提供してくれるんです!
そう、野生のクレソンです!
川辺のそちらこちらに生えているクレソン。お店で売っているのに比べ、柔らかくジューシーで、辛みが少なく、とっても美味しい!我が家の子供たちも、クレソンサラダ、クレソンスープにクレソンのお浸しまで、リクエストしてくるくらい、大好きです!
何より嬉しいのは、季節を問わず収穫できること。いつもフレッシュでワイルドな滋養あふれるお野菜が取り放題で食べられるって、最高ですよね!
ただ、いつもは穏やかなこの川ですが、大雨が降ると、その姿は様変わりします。真っ茶色の水が橋の高さにまで詰め寄って、折れた大木を押し流す姿は本当に恐ろしく、しばらくは川の近くへ近寄ることは出来ません。
こういった姿を目の当たりにすることで、私たちも子供たちも、自然への感謝、そして畏怖の気持ちを持ち続けていきたいと思う今日この頃です。
改めて思う、自分という存在
自然の中で暮らしていると、自分が如何に小さな存在かということを思い知らされます。
彼ら大自然・大宇宙の営みの前にあっては、私なんて、本当に小さく些細な存在でしかない。
毎日を自然と共に生きることで、現実のものとしてそれを知った時、何故か私は、幸せだなぁと思いました。私たちは、大きな大きな流れの中で、自然に、宇宙に生かされている。
自分がただ、一つの個として生かされている、と改めて意識できたことは、グレースにとって、とても大きな意味がありました。私たちの存在の小ささ、そして、大きさを、何となく理解できたような気がしたのです。
まだまだ何かありそうな深い森。どこまでも流れ続ける川。
私たちの探検は続きます・・・
今週が、皆さまにとっても、たくさんの発見にあふれた一週間になりますように♪
グレース
足揉み屋とB&Bスタッフ兼業中
2014年~家族5人で、オークランド郊外で田舎暮らしスタート。
足揉み屋サイト:http://momijinz.com/
フェースブック:https://www.facebook.com/Momijireflexologynz
たま~に更新ブログ:http://rainiernz.com/