無料の雨水を使って水道代を節約!
冬の間は雨が多いので、オークランドに住んでいるPukekoは庭の水やりはしません。この期間は野菜もネギくらいしか植えていないので、菜園の水やりもしません。それでも土はいつも濡れています。しかしそれがだんだん暖かくなって夏になると、地面は乾燥してひび割れ、土はいつもガチガチしています。こんな乾燥した期間の間ずっと植物の水やりに水道水を使うと費用もばかになりませんね。夏は水不足になることも多いです。そういう時、あの冬の間の大雨の雨水があれば使えるのになあ、、、と思ったことはありませんか?
ニュージーランドは、地域によって水道が引かれていないところがあるので、そんな場合は大きな貯水タンクを家の横に設置し、そこに雨水を貯めてそれを生活用水として使用します。しかし、水道がある街でもこの貯水タンクは便利なんですよ。使用目的はガーデニング。生活用水を貯める巨大なタンクよりはかなり小さいものになります。
庭のどこへ設置できるかをまず検討します。通常は屋根の雨水は、樋に通して地面の中の管に流れるようになっていますが、この樋の途中で雨水タンクに水が流れて貯まるように違うパイプを繋ぎます。そのパイプの水がタンクに行くようになっています。ですから庭の真ん中ではなく、樋とつながるような場所にタンクを設置しないと雨水がたまりません。そしてその雨水を庭に撒くのであれば、菜園や木に近い所の方が便利です。最近は小さいお庭のお家が増えているので、そんな庭にも設置できるような小型の貯水タンクもあります。庭が小さいということは、菜園や木もそれなりに少ないはずなので、小さいタンクでも使用価値は高いのです。余った雨水は運動靴を洗ったり、洗車にも使え、非常時にはもっと使用できる範囲は広がります。
このタンクはかなり小型です。これなら庭が小さいお家でも、設置する場所を検討できるのでは?雨水を貯めれば良いということで、大型バケツやペンキの空き容器を庭に並べて雨水を貯め放置しているお家を時々見ますが、すぐにそのお水を使わないのであれば、水が汚くなって蚊が発生するのでお勧めしません。
夏には植物の周りに枯れ草や切った木のチップなどでマルチングをします。適した素材がない場合は、ガーデンショップでMulchと書かれたバッグを探してください。これをすると、木の周りの土が乾燥しにくく、直接日に当たらないので、雑草も生えにくいという利点があります。
雨水を植物に与え、その水が乾燥しにくいようにマルチングをしてあげる。水道水の節約にもなり、マルチングで植物にとって心地よい環境を作ってあげる。結果、私たちにとって多くの収穫を与えてくれる(かも?)わけです。暑い夏がくる前に貯水タンクの設置を検討してみませんか?
Happy Gardening!
-Pukeko