気温が高くなると土も暖かくなり、タネを蒔いてから発芽しやすくなります。今日は種まきに使える便利なグッズを紹介しましょう。
小さな種をいきなり土に植えると、見失ったり、雨に流されたり、発芽まで育たないこともあります。Seeding Trayという浅い専用のトレイに土を入れ、種をまき、発芽までチェックするのが一般です。このやり方だと種を見失うこともなく、大雨が降れば屋根の下にこのトレイを移動させれば良いですし、日当たりの良い場所へ移動させるのも簡単です。その後、発芽して苗になって畑に植え替えても良さそうなサイズになれば、しっかりした丈夫そうな苗を選んで植え替えます。
一般的なseeding tray。手頃な値段でガーデンショップやディカウントストアで買えます。繰り返し使えます。
こちらはPropagator set with seed trayです。保温効果のある蓋つきのSeeding boxといったところでしょうか?種を少し早めに準備したいという場合、屋外では温度がまだ低くて発芽しにくいのですが、この蓋のおかげでseed trayの中が小さな温室のようになります。日中は陽のあたる屋外に出し、夕方にはできるなら屋内に置いてやると良いでしょう。枠になっているので、1枠の中にできれば2つの種を植え、発芽したら丈夫そうな方を選びます。このタイプも繰り返し使えます。
こちらは種を植えて、発芽したら苗を抜かずにそのまま畑へ植えることができるCell Trayです。発芽後にTrayから畑へ植え替える際に根を傷めてしまったり、植え替えた土の中で安定して根が張るまでに苗がぐらついて枯れてしまったりすることがあります。このCell Trayは、発芽した苗と一緒に土へ埋めます。微生物が自然分解してこのTrayが土と一緒に腐っていきます。
これと似たものをトイレットペーパーの芯の部分を利用して作っている人もいます。芯を立てて底へ紙を敷き、土を入れても漏れないようにします。その芯の中で種を育てて、畑へ植え替える時は、そのトイレットペーパーの芯ごと畑へ埋めます。その後土の中で芯が腐っていき、植物はそのまま植えたところで成長していきます。
色々種類がありますが、このようなトレイを利用するメリットは、発芽して苗になるまで移動させられるということです。種を植えた翌日に大雨が降って種が流れてしまったことや、小さな芽が出たなとウキウキしていたらかたつむりに食べられて全滅させられたとか、悔しい経験は数知れず。植えたトレイを移動させられたら、このような事態は避けられるのです。
さて、今年はどんな野菜を植えますか?
Happy Gardening!
-Pukeko