かわいい花を咲かせるチリ、自分で育ててみませんか?
ニュージーランドでは野菜や果物も比較的日本に比べて安いものが多いのですが、なぜかチリだけは特別!いつも行くスーパーでは4、5本の生のチリがパックになって$5-6します。アジア食品店では中国産の乾燥チリが安く売っていますが、ニュージーランドでも簡単に育てられるので、是非ご自分で育ててみることをお勧めします。
ガーデンセンターでは、種も苗も両方買えます。うまく育つと1本の苗からたくさんのチリができるので、一般的なご家庭の献立を考えると何本も植える必要はありません。種から植えると時間がかかるので、苗の購入をお勧めします。苗を選ぶときは、葉や茎に黒ずんだ部分がないものを選びます。小さくても鮮やかな緑色をしたものを選んでください。
ガーデンセンターで手に入るチリにはいくつか種類がありますが、カイエンはかなり辛いので辛いもの好きの方にお勧めです。種類によってチリの風味はあるけれど、あまり辛くないものもあり、ご家族の好みで選ばれると良いでしょう。
場所や土が気にいると、チリはわさわさと生い茂るように育つので、2本以上植えたり、ほかの植物と一緒に植える時は充分な間隔をあけて下さい。
可愛い小さな白い花をつけます。これがあの辛いチリになるのですから不思議ですね。
辛くしたい場合は、水を控えめに与えると辛みが増すと言われています。
暖かい気候を好むで、春の終わりから植え始め、秋の終わり頃までに収穫を終えるようにプランニングをします。
チリのエキスはオガニックの虫除けに使われるくらいですから、この辛さを苦手とする虫が多いようで、虫食いの被害の経験はこれまでありません。
植木鉢でも育ちやすいので、ベランダやデッキしかないという方でも気軽に育てられます。
保存の仕方
室温で3、4週間の保存が可能ですが、だんだんしおれてきます。すぐに使いきれない場合は、収穫してすぐに冷凍してもよいでしょう。使う時は解凍の必要は無くそのまま使えます。
チリを切ったり種を取り除いたりして触った場合は、その手で目をこすったり、顔を触ったりしないように気をつけましょう。ヒリヒリしてとんでもないことになります。敏感な人はチリを切っている手が熱くなって痺れたりすることもあるので、そういう方はビニール手袋を使うと良いでしょう。
Happy Gardening!
-Pukeko