前回に引き続き、今回はメンテナンス部分も含めて、ご紹介します。
伸びすきた木、フェンスのツタ
Building Inspectorとしてのアドバイスとして、いつもアドバイスさせてもらっているもの、それは家の周りの木々、低木(Shrub)、フェンスに絡んでいるツタ。
自然が大好きなKiwiは、よく自宅周りにガーデニングをしますよね。これらの裏側に潜んでいる、傷みが多々見受けられます。
Open Homeでは裏側までは詳しく見ることが難しいため、弊社のHome inspectionではこちらも良くチェックします。たかが家の周りに生えている樹木ですが、メンテンナンスを放置しておくと、後々ダメージが大きくなって、修理、修復に費用がかかるんです。
定期的なメンテナンスが大事?
ツタや家の外壁にくっついてしまう程近い樹木は定期的にメンテナンスをお勧めする理由。
- 理由1:
- 外壁に近すぎる樹木、フェンスを覆うツタは水分を閉じ込めてしまうので、外壁のダメージに!
- 理由2:
- 成長しすぎた樹木の枯れ葉が、家の屋根のガター(雨樋)に積もって、ダメージ、水漏れの原因に!またストームが来た際、家の外壁を木が傷つけてしまう原因にも!
大まかに上記の2点がメンテナンスをお勧めする理由です。
特に夏場は一気に木々の成長スピードが加速するので、夏前、夏が終わった後の秋頃がメンテナンスを検討する時期ですね。
たかがフェンスといえど、傷みが広域に広がり、交換、修理となった場合、数百ドルの費用です。侮れないですよね。通常はそこまで大きな問題にはならないのですが、購入される物件の周りの樹木、ツタの状況を見て、Open Homeの時に確認しておいても良いかもしれません。
花壇も要チェックFlower Beds!
家の周りの花壇にも落とし穴が潜んでいるのをご存知ですが?
家の周りの地面と外壁、及び土台部分に花壇、草木が生えている方はご自宅を見て回ってくださいね。
建築様式、外壁によって違うのですが、Brick Claddin(ブリックの外壁)の場合は、地面付近に等間隔に隙間があります。Wheep Holeといって、外壁とフレームの間にスペースを作って、そこから湿気を外に排出するためのものなんです。こちらが塞がれていると、湿気が中に溜まって、フレームにダメージを発生させます。
またWeather Boardと地面との間に空いているClearance部分が草木で埋められているとこちらも、Weatherboardにダメージが発生します。
いずれもメインテナンスをしっかりと行うことで防げますが、長期間放置しておくと、大きな問題になり、修理費用が膨れあがってしまいます。
Lawn mowingに相談するなどし、こまめに手入れすることで、大きな修理コストを防ぐことができるので、まずはご自宅周りのチェックを忘れずに!