初めての不動産購入の方の悩みは沢山ありますよね。一生に一度の大きな買い物です。悩まないで不動産を購入出来る方なんて殆どいません。今回は、Building Inspectorとしての物件購入の決め手のアドバイスさせて頂きたいと思います。
決め手はズバリ、フィーリングとロケーション?
Building Inspectorとしてのアドバイスとして、期待はずれの答えでしたらすいません。。。
不動産の購入の際、一番重要なものは、購入者さまのフィーリング、またローケーションの良し悪しに勝るものはないのです。
その上でBuilding Inspectorとしてのアドバイスとして次に重要な事が、住宅の骨格部分(Structure Frame)です。この骨組み問題があると、修繕に非常にお金がかかるので、重要なポイントです。
戸建ての場合はFoundationの歪み(家の土台部分)、また外部から水が侵入し、骨組み部分が腐敗している場合、一般の方で発見することは難しいのです。その為、Building Inspection Reportを依頼する場合は、Moisture Testがサービスに組み込まれているかが非常に重要になってきますので、必ずBuilding Inspectionサービスを利用する際は注意してください。
特に2004年の建築法改定前に建てられた、1990’s-2000前半(下記写真参考)までに建築されたプラスターホームは水漏れのリスクが高く、建築年数、外壁からもある程度リスクがあるかどうかが判断可能です。
それ以外に何か注意するところは?
最後に骨組みの外、つまり皮膚に当たる部分ですが、比較的に安価でメンテナンス出来る部類(詳細を書くとものすごいボリュームになってしまうので割愛させていただきます。。)となります。
ご自身でオープンホームに行った際、細かいところまでチェックするのは難しいので、こちらも専門家のアドバイスを受けてもらうことを強くお勧めします。不動産購入後は、住宅のメンテナンスなどは全てご自身の責任となりますので、ご自宅の表面部分(Cosmetic part)もよく検査を受けて、その上でオークション、ネゴシエーションに入ってください。
天井部分のシミ、匂い、窓際の傷みなどは水漏れのサインのうちの一つです。もしオープンハウスでこういったものが見つかれば、エージェント、ハウスオーナーに確認しておくことも有効です。
次回は、ご自宅のメンテナンス方法を含めて、ご自身で出来る自宅のコンディションチェックの方法を紹介します。オープンホームに行くった際、ご自身でチェックできる項目にもなりますので、是非読んでみてください。