日本では見ないような大きなパプリカがニュージーランドには売っています。
このパプリカと呼ばれる野菜、ピーマンと同じで単なる色違いだと思っている方が多いのではないでしょうか?ピーマン(ニュージーランドではカプシカンと呼びます)もパプリカもナス科のトウガラシ属なのですが、品種は違います。ピーマンは中型、パプリカは大型品種の肉厚で苦味がない品種です。
- Q1) なぜパプリカには緑色がないのでしょうか?
- A1) 緑のパプリカもあります。ニュージーランドの野菜コーナにはカラフルな黄色やオレンジと一緒に緑色のパプリカも売っています。ヨーロッパでは緑色のパプリカがよく料理に使われるので、緑の方が一般的なようです。
- Q2) パプリカはどうして色が違うのですか?
- A2) 何色のパプリカとして植えて育てるのではなく、成熟度によって色が変わります。一番先に収穫したものが黄色、次はオレンジ色、そして赤色になります。
- Q3) パプリカの色によって栄養が違うのでしょうか?
- A3) 成熟するに従って栄養素も変わります。
- *黄色
- かぼちゃや人参と同じでルティンが多いです。これは抗酸化作用があると言われています。目の健康にも良いそうです。
- *赤色
- Bカロチンとカプサイシンが多く含まれています。Bカロチンにも抗酸化作用があり、生活習慣病の予防に期待できるそうです。カプサイシンは唐辛子に含まれていることで知られていますが、赤パプリカに含まれているこれは辛味は感じません。血行促進作用や新陳代謝の促進に良いそうです。
- *オレンジ色
- これには赤と黄色の両方の色素が含まれているため、両方の栄養素が含まれています。
同じ値段で売られているので、どの色を買うか迷う方もいると思いますが、あまりパプリカのファンではないという方には黄色がおすすめです。味が薄く、甘味が濃く感じられます。炒めても、ローストしても、そのままハマスやディップをつけてスナックとして食べても良いので便利でヘルシーな野菜ですね。ニュージーランドで見られるパプリカは通常この3色が一般的ですが、実はこの他にもクリーム色や紫などの色があるそうです。
お料理に色を加えたいならパプリカを
Happy eating!
-Pukeko