グルテンフリー食品って何のため?
このところカフェのメニューやレシピ検索webでも必ず目にするグルテンフリー。スーパーでもグルテンフリー食品の専用のコーナーがあるところも珍しくなく、品数も増えているようです。しかし、このグルテンフリー食品。一体何なんでしょうか?
- Q1) そもそもグルテンって何?
- A1) 小麦粉にはタンパク質が含まれています。その中のグルテニンとグリアジンに水を加えて混ぜると弾力性のあるグルテンができます。このグルテンはもちもち感やしっとり感を出すので多くの食品に使われています。
- Q2) グルテンを食べてはいけない人がいるの?
- A2) セリアック病の人は完全に省く必要があります。日本ではあまり聞きませんがセリアック病は欧米やニュージーランドでは多い自己免疫疾患で、体内でグルテンを分解することができず、免疫システムが過剰に働き、小腸粘膜を破壊してしまいます。栄養を吸収しないまま体外に食べたものが出てしまうので必要な栄養を摂取できなくなります。他にも腹痛、下腹部膨張感、便秘、神経障害、疲労感など様々な問題が出てきます。セリアック病のようにひどい症状を起こすことはなくても、軽い腹痛やガスが多く出たりと不快感を起こす人もいます。こういう人の中にはグルテンイントロレンス(グルテン不耐症)が原因の人もいるので心当たりのある人はGPに相談してみましょう。そこから専門の栄養士にコンサルタントを受け、適切なアドバイスや食事法を勧められることが多いです。
- Q3) グルテンフリーにすると減量できる?
- A3) 根拠はありません。
昔はグルテンフリーの食品といえば種類も少なく、高くて、しかも食感がいまいちの商品が多かったのですが、最近では需要が増えているので商品も豊富になりました。スーパーで買える商品をいくつか紹介しましょう。
グルテンを省くと朝ごはんの選択も狭くなりがちだったのですが、最近では素材を変えて一般の商品と似たものが食べられます。
こちらはお米でできています。
ミルクやフルーツを一緒に食べればほとんど食感や味の違いはわかりません。
ほとんどのスナックに含まれている小麦ですが、こういったおやつもあります。
お値段も特別食品値段ではなく手頃なのが嬉しいですね。
他にも豆や米でできたパスタなどが増えてきています。献立の幅を狭めることなく、おやつタイムも楽しめるようになりました。
- Happy eating!
- - Pukeko