韓国料理の乳酸菌発酵食品といえば野菜の漬物「キムチ」
そのまま食べても良いし、チゲ鍋やキムチチャーハンなどアレンジレシピも多くて助かりますよね!
移民の多いニュージーランドでは、中華系やコリアン系のスーパーマーケットもあり、各国の食材が手に入りやすいのは嬉しいポイントです。
安心な材料で添加物ナシの「自家製キムチ」を作ってみましょう。
韓国の発酵食品「キムチ」
キムチは韓国人の食卓に欠かすことのできない伝統的な料理のひとつ。ハクサイ、ダイコン、キュウリ等をヤンニョム(薬味ダレ)に漬けて作る発酵食品です。
キムチの起源は朝鮮半島。冬場に不足する野菜を保存する手段としてキムチ作りが行われ始めました。
最初は単に塩漬けした漬物でしたが、のちに様々な香辛料と調味料が使われるようになり、現在の辛いキムチとなりました。
発酵する時に発生する乳酸菌は消化を助け、免疫向上の優れた効能があることが分かっています。唐辛子の効果で新陳代謝もよくなり、美容にもよいとされていますよね!
今回はコリアン系のマーケットで入手した唐辛子2種とアミエビ&ナンプラーを使ったレシピです。
キムチの材料
- 【ハクサイ下準備用】
- ・ハクサイ(小玉)・・・1kg
- ・海塩(ハクサイ重量の約4%)・・・40g
- 【ほか野菜】
- ・ニラ・・・1/4束
- ・ニンジン・・・5cm
- ・砂糖・・・小さじ1
- 【ヤンニョム】
- ・乾燥アミエビ・・・大さじ1~2
- ・唐辛子粉(韓国製)
- 細粒タイプ・・・大さじ1
- 大粒タイプ・・・大さじ1
- ・ニンニク・・・1~2片
- ・ショウガ・・・1片(20g)
- ・リンゴ(サイズ小)・・・1個
- ・ナンプラー・・・大さじ1
キムチの作り方
ハクサイ下準備
1.ハクサイの根元に包丁で切り目を入れ、手で半分に割く。新聞紙の上にのせて天日干し(3時間以上)
2.干したハクサイを幅3cmくらいに切る(お好みの大きさに。私は白い堅い部分は3×4cm位のサイズにカットします)
3.2を大きなボウルに入れ、ハクサイの重量に対して約4%の海塩でよく揉みこむ。最初は白い堅い部分に塩半量を入れて混ぜ、次に葉の部分を投入して残りの塩を入れて、よく揉みこむとよい。
4.木蓋や平皿などでフタをし、重しをのせ一晩おく。(重し代わりに戴いた中華系のカボチャをのせてます.笑) 途中、水が上がってきたら捨てる。
5.水がじゅうぶんに上がったらザルにあけて水気をきる。食べてみて塩味がキツイようだったら水洗いして、よく絞る。
6.ニンジンを千切り、ニラは5cmくらいのザク切りにする。ニンジンを小さな容器に入れて砂糖小さじ1をふりかけ、さっと揉む。
7.ヤムニョムを作る。ニンニク、ショウガ、リンゴは、すり下ろして大きなボウルに入れる。
8.韓国の唐辛子は細かい粉末状タイプと粒の大きめタイプを各大さじ1ずつ7のボウルに入れる。アミエビとナンプラー、6のニンジンも加えて、よく混ぜ合わせる。
9.まずハクサイの半量を8に入れて混ぜ合わせ、残りのハクサイとニラを入れて、よく混ぜ合わせる。
10.清潔な容器に入れ、なるべく空気に触れないように詰める。夏場なら常温1日、冬場なら1~2日室内に置いてから、冷蔵庫へ。2~3週間のうちに食べきる。
- ※比較的、手に入りやすいアミエビを使っていますが「アミの塩辛」が入手できれば本格的な味になります。
- ※唐辛子は細粒タイプと大粒タイプを混ぜると味がマイルドになりますが、入手できなければ1種類でも構いません。
- ※ハクサイを漬ける塩の量は慣れてきたら、お好みで加減してみてください。
- ※唐辛子の色がつきますので、ビニール手袋をはめて混ぜるのをオススメします。
- ※扱う手も容器も清潔に。アルコール等で消毒してもOK。
前日からの下準備が必要になりますが、材料さえ揃えてしまえば、混ぜるだけの工程。とても簡単です。
買うと、なかなかなお値段なので大事に少しずつ食べてしまいますが・・・自分で仕込めるのであれば、気がねなく色々な料理に使えますね!
冬の間はハクサイ(Chinese cabbege)が手に入りやすいですが、キャベツを使うと1年中楽しめます。サイコロ状に切ったダイコンを使って「カクテキ」などにアレンジしても。
身体によい乳酸発酵食品「キムチ」ぜひ、ご家庭でも作ってみてくださいね♪