学芸の街ウェリントンにある主要な博物館と美術館を紹介します。
ウェリントンには博物館と美術館がたくさん
ウェリントンは、ニュージーランドの首都だけあって、多くの博物館と美術館があります。2023年4月現在、私が訪れた全ての博物館と美術館は、無料で入ることができたので、金銭面の心配なく楽しむことができます(寄付制度があり、5ドル程度の寄付を受け付けていますが、払わなくても大丈夫です)。紹介した博物館、美術館以外にもウェリントンにはたくさんあり、街中を歩いているとたくさんのギャラリーを見かけるかと思います。ニュージーランドはアートの国ですので、気になったギャラリーがあればぜひ立ち寄ってみてください。
ニュージーランド国立博物館テ・パパ・トンガレワ
ウェリントンの最大の博物館といえばここ「テ・パパ博物館」です。テ・パパとは、マオリ語で「宝石箱」という意味です。その名の通り、ニュージーランドの宝物がたくさん納められている博物館です。特別展も開催されており、私が行った2023年4月は第二次世界大戦にあったトルコ軍との戦い「ガリポリの戦い」についての特別展が開催されていました。展示されている巨大な人物のモニュメントは、ウェリントン郊外にあるWETAという特殊メイク会社が製作したものです。WETAは、ロードオブザリングなどの特殊メイクを担当した会社としても有名です。常設展では、マオリ族の民芸品やニュージーランドの固有種についての展示、ニュージーランドの入植の歴史など盛りだくさんの展示を見ることができ、1日では見て回れないほどのボリュームです。
ウェリントン市立美術館
様々なアーティストの作品が飾られている美術館です。屋根には人の顔の手が!!3階まであり、展示は頻繁に変わるようです。講演会などもよく行われているようでした。私が行った時にはエントランスに金の木が飾られており、フォトジェニックでした。絵画とその前に置かれた黒豹や蛇などのモニュメントが印象的でした。それほど広くなく、1時間かかるかかからないかくらいで見終わる規模です。
ニュージーランドポートレートギャラリー
クイーンワーフにあるレンガ作りの建物の中にある小さなポートレートギャラリーです。マオリ族が描かれた絵や現代のアーティストの像や作品が飾られていました。とても小さく、30分以内で見て回れる規模です。クイーンワーフから船に乗るまでの待ち時間やクイーンワーフを歩いた時に覗いてみてください。
ウェリントン博物館
テ・パパの次におすすめしたいのがここ!船の内部を模したコーナーがあったり、映像や音で港として栄えたウェリントンの歴史を学ぶことができます。展示が多岐に渡り、展示方法もとても工夫されているので、見ていてとても楽しく、半日は見てられるほどのボリュームがあります。特に、1968年にウェリントン港でワヒネ号という大きな船が座礁したという事件に関する映像はショッキングでした。