氷河で作られた国・ニュージーランドで見ることのできる美しい氷河の景色ベスト5を紹介します。
Hokitaka Gorge
ホキティカの街から川沿いに内陸側に30kmほどいったところにある景勝地です。ホキティカは、ヒスイの一大産地として知られ、マウリ族の装飾品であるポウナムもたくさん売られています。そんなホキティカ渓谷では、日本にはない乳白色の川沿いを歩きながら橋を渡りながら絶景を堪能することができます。往復15分ほどなので簡単なウォーキングにもなります。また、ホキティカ渓谷をボートで観光するツアーも行われています。
Lake Tekapo
星空の街として有名なテカポですが、湖もとても美しいです。晴天率も高く、星空が綺麗にみられるよう街ぐるみで光害の減少に勤め、星空での世界遺産も目指しています。風のない穏やかな夜にはぜひ湖に映る星空も狙ってみてください。
Te Waikoropupu Springs
南島の北側アビル・タスマン国立公園にある泉です。透明度が高く、青いその泉はマオリ族によって古くから大切にされてきた神聖な泉で、「ププスプリングス」という愛称で親しまれています。川沿いを自然を楽しみながら歩いて40分程度の所要時間です。1日の湧出量が国内最大であるようで、水面がぼこぼこと動き、湧き出している様子も見ることができます。
Fox Glacier Lookout
山の上に残っている解けてない氷河を見ることができるポイントです。車で行けるのでアクセスも簡単。悠久の地球の時の流れを感じます。そばにはマオリ族の船もオブジェとして飾られています。フランツ・ジョセフ氷河ビレッジから車で30分ほどの場所にあります。この近くには、ヘリコプターから氷河を見に行くツアーもあるので、より氷河を近くで楽しみたい人は、ヘリコプターでの観光ツアーもおすすめです。氷河を歩くハイクツアーもあります。間近で氷河を見て、触る体験はなかなかできるものではありません。ハイク以外にも、アイスピッケルを持って本格的なアイスクライミングが体験できるツアーもあります。近くに小さな湖もあり、氷河と湖のセットの光景はなかなか珍しいです。
Lake Marian
レイク・マリアンは、フィヨルドランド国立公園内にあり、世界で最も美しい遊歩道と言われているミルフォードトラックの近くにある湖です。駐車場から山道を歩くこと1.5時間、滝の音が聞こえ始め、山々の間に水をたたえた湖が見えてきます。アクセスの良い場所に駐車場を作りがちなニュージーランドの景勝地としては歩く距離が長いですが、その遊歩道のそばには解けた氷河が流れ、木々も瑞々しく、ケレルやファンテイルなどのニュージーランドの固有種の鳥もたくさん飛び交い、目的地までの道中もニュージーランドの自然に触れることのできる最高の機会です。それでも1.5時間歩いた先に見えてくる湖に反射した山々の光景は言葉を失うほどの美しさでした。澄み切った湖に、所々雪の残る山。それでいてそれほど寒くもないのが不思議でした。