毎日雨が降る鬱陶しい季節になりましたね。ニュージーランドは、降雨量の多い時期は冬です。日本は夏が多いですね。なので、日本の夏は蒸し暑いけど、ニュージーランドの夏は湿度が低くカラっとしてます。でもその代わり、冬は毎日のような雨。
結露
気温が低くなれば、当然暖房を入れます。室内の気温が上がって、こもっていた湿気が飽和状態になれば、結露が発生します。この結露には、内部結露と外部結露があって、内部結露は家を傷める最大の原因と言われています。ご存知でしたか?柱や土台がこの結露が長引くと腐るということです。家を維持するためには最も気をつけなければならないのが結露防止なんです。
健康被害
もう一つの外部結露は、皆さんご存知のとおり窓ガラスや壁につく水分です。「拭けばいいじゃん」という軽いものではありません。水分は下に垂れていって、カーペットをぬらしますし、そのままにしておけば、床が腐ります。また、外部結露は、健康被害を引き起こす原因の一つの蚤やダニの大好物。外部結露を出さない工夫が必要です。
断熱材で冷たいところをつくらない
湿気は、ストーブつけたり、炊飯したり、人間の体内からも発生するので防ぎようがありません。水蒸気を防ぐことは困難でも、結露をできるだけ抑えることはできます。結露は温度差で起きます。つまり極端に温度が低いところを作らないような工夫が必要です。家に断熱材を入れて家屋全体をしっかり断熱し温度差の少ない環境を作ります。
しっかり換気
炊飯・炊事やシャワーなどは、一時的に大量の水蒸気を発生させます。また雨の日の洗濯はやっぱり室内に洗濯物を干しますよね(ニュージーランドでは外に干しっぱなしが一般的ですが)。そんなときも水蒸気が発生します。そんな場合は、個別の換気扇を回しましょう。
天井が高い家などは、温かい空気を循環させるための扇風機が屋根についている場合があります。これも利用すると家全体が暖まって、結露防止に一役買います。
最近は、家の中の空気を強制的に循環させながら、日中温まった屋根裏の暖かい空気を各部屋に分配して暖房効果を出したり、その逆も行なったりというシステムがありますので、その導入も効果があるようです。
HRV 空気循環システム www.hrv.co.nz
湿気と寒さ。うまく付き合って、家も体も元気でいましょう!