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ニュージーランドの小学生と日本の小学生

ニュージーランドの小学生と日本の小学生

移住したニュージーランドで暮らしていると、いろんなことで驚かせられます。特にお子さんを持つ親は想像もできなかったことがありますよね!

集団登校と親の送迎

日本では登校時は集団で下校は一人ずつが基本でしょうか。今いろんな問題があり、朝も親が送って行く風景がニュースになっていました。ニュージーランドでは、基本は親が学校の前まで車で送ります。もちろん下校時も車でお迎え。

ランドセルとリュックサック

日本独特の文化でもあるランドセル。横幅が大きくなったり軽くなったりと、進化は続けていますが、ずっと昔からランドセルですね。中身は教科書と文房具がぎっしり。ニュージーランドでは、リュックサックでの登校が一般的。キャラクターのものや、ショップオリジナルのものなどバラエティすぎるくらいみんなバラバラです。

中身は、お弁当と水筒だけ。それこそ毎日遠足に行くような雰囲気。。。そもそもニュージーランドに文部省認定の教科書みたいなのはありませんし(小学校)、文房具も学校に置きっぱなし(うちの子だけ?)。宿題帳が時々入っている程度です。

クラス全員で学習する日本と、個別学習のニュージーランド

全員同じ教科書をつかって、学習スピードも同じ。落ちこぼれの生徒がいないように先生は個人の学習能力を把握して落ちこぼれないように指導していく日本。

クラス内の生徒一人ひとりの能力に応じた授業を行うニュージーランド。集団という中に道徳観を備え付ける日本と、個を主体としたアイデンティティ早期確立を促すニュージーランド。大きく学習スタイルが違います。

宿題はどうやるの?

宿題といえば、なかなかやらないのは子ども達です。ちびまるこちゃんは毎日おかあさんに「まるこーーー!宿題やったの!!???」と怒られていますが、宿題は机に向かって自分の力でやるのが日本です。

ニュージーランドの小学2年生の宿題が「太陽系の中から好きな惑星を選んで、調べた結果を書き上げなさい」です。小学校2年です。そう親が手伝うことが前提になっています。子どもと一緒にインターネットで検索して、詳細しらべて、レポートにする(書くのはもちろん子どもですが)。親にとってみれば、「親への宿題みたい」という感じです。

文化が違うといろんなことが違いすぎて、最初はなんのことか判らないくらいです。運動会や遠足のスタイルも違います。そんな違いを楽しむことができればいいと思っています。

記者プロフィール

Tatsu NOHARA

Tatsu NOHARA

思いつきで家族でニュージーランド渡航。二人とも全く知り合いのいない地域で、英語もできなくてそれでもやってこれました。その経験を生かして執筆活動を行っています。ニュージーランド在住17年。

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