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第1回 海外で暮らすに憧れて、カップルでニュージーランドへ

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第1回 海外で暮らすに憧れて、カップルでニュージーランドへ

はじめに

2010年10月、食いしん坊の料理人カップル2人がニュージーランドの大地に降り立ちました。
ワーキングホリデーからワークビザ、そして永住権取得へ。今年に入りオークランドからネルソンに引っ越してきました。
四苦八苦しながらも、2人で一歩ずつ歩んできたこれまでのニュージーランドでの生活を、今回とても素敵な機会を得てこちらのコラムで綴らせていただくことになりました。全12回、どうぞよろしくお願い致します。

似たもの同士が出会う

私と今の主人との出会いは2007年。
共通の友人に紹介され、会って話しをてみると、様々な共通点が有りすぐに意気投合しました。
まずは二人共職業が調理師だったこと。私は小さい頃から食べ物に関心があって、よく母のお手伝いをしていたそうです。
とにかく作ること食べることが大好きで、高校は卒業と共に調理師免許が取得できる専門課程がある所に行き、大学では食文化や栄養学を広く学びフードスペシャリストなどの資格も取得しました。
彼も高校卒業後、料理人の道を目指し料理の専門学校に通い、料理人として働き始めたのだそうです。

さらなる共通点は、お互い海外を一人旅した経験があること。
私はアメリカのロスアンゼルスに、彼はイタリアとスペインにそれぞれ一人旅をしました。
文化や様々な習慣の違いに驚きながらも、その旅は2人のそれまでの人生観、考え方にとても大きな変化をもたらし、いつかは海外に住んでみたいなと思わせるほどでした。

その後順調に交際が始まるも、お互いの仕事が本当に忙しく、休みも殆ど合わずに毎日が飛ぶ様に過ぎて行きました。
それでも、2人の心のなかにはどこかで、海外にもう一度行ってみたい。今度は旅というよりも、現地で仕事をして、実際に暮らしてみたい。
という思いはずっと消えずに持ち続けていました。

もしかしたら1人では日本の日々の慌ただしさに追われるばかりで、海外に行く夢は諦めていたかもしれません。このまま日本で仕事を続けながら、海外に行くのは諦め結婚し落ち着く事も考えていました。
でも、同じ目標・夢を持つ人が近くにいてくれたので、2人ならどうにかなるのではないか?
一度行ってダメでも、日本に帰ってきて2人でやり直そう!と、ついに2010年、海外渡航へ決意を固めることとなりました。(結婚は先延ばしに・・・笑)

食いしん坊の料理人カップル

ワーキングホリデー制度を知る

さて、そうと決まれば次はどの国にいくかという問題です。
それぞれの渡航歴から私はアメリカ、彼はヨーロッパに興味を持っていて、意見が合いませんでした。
今回は観光ではなく、『暮らす』を目標にしているので、ビザに関しても色々調べました。

そしてワーキングホリデーという制度があることを知り、限られた渡航先、年齢制限はありますが、働けるビザという事で、2人にはぴったり。イギリス、カナダ、オーストラリアなど色々迷いましたが、ヨーロッパでもないアメリカでもない、当時は本当に、羊!しか想像できなかった未知のニュージーランドになぜかとても魅了され、決定。
まさかその決断がその後永住権取得を目指すほどハマってしまうことになるなんて思っても見ませんでした。
私、27歳。彼29歳の時でした。

これからどんなことが待ち受けているのか、期待と不安にドキドキしながら2010年10月ニュージーランドへ入国した2人。2人のNZライフが始まります。

食いしん坊の料理人カップル

つづく・・・

アラサー主婦ERIKA

職業シェフ・バリスタ
2010年ワーホリでNZへ。
2014年永住権取得。
2015年オークランドからネルソンに移住。
日々の様子をブログに更新中『アラサーカップルのワーホリ日記inNZ