クィーンストリートを歩いていると必ずと言っていいほど繰り広げられている路上パフォーマンス。わたしもパフォーマーになってみました。
クィーンストリートを賑わすパフォーマー

織物會館 - 中央廣場 (波蘭)
オークランドシティで一番賑やかなメイン通り、クィーンストリート。
ここでは毎日のようにパフォーマーたちがそれぞれの活動を行っています。
歌やダンスを筆頭に、楽器の演奏、似顔絵、イラスト・・・。
これらは市役所の許可があれば、決まった場所で誰でも行うことが出来ます。
ストリートパフォーマーデビュー
誰でも出来ると知ったわたしは、さっそくストリートパフォーマンスをしてみました。
披露したのは書道。ただ筆で文字を書くのではなく「あなたの名前を漢字で書きます」というものです。
漢字の名前を持っていない人たちが、自分の名前に漢字をつけてもらったらハッピーになってくれるかな、そうなったら良いな・・・という思いで行いました。
初めは通り過ぎてゆく人々。少し時間が経過すると、興味を持った人たちが足を止めてくれます。
「あなたの名前を漢字にしてみない?」と声をかけると嬉しそうに頷きます。
書く前に「いくら?」と聞かれることがあります。「特にそういうのはないんだよ。好きでやっているものだから、あなたが決めて。」と答えます。
BGMは大好きな浜崎あゆみさんの曲。その中でも日本らしさがある曲をいくつか選び、流していました。
「自分の名前は漢字で書くとどうなるのかな?」と心を躍らせながら待ってくれている人々を目の前に、どんな字を当てたら喜んでくれるだろうと考えることさえ楽しくなります。
驚いたのは、中国の方が「私の本名を漢字で書いてくれない?」と声をかけてくれたことです。
喜んでくれる人あり、沢山の人との交流あり、予想と違う新しい発見あり。
路上で書道のパフォーマンスをしたことはとても良い経験となりました。
ストリートパフォーマーの醍醐味
ストリートパフォーマーとしての醍醐味は、表現することの歓びだけではありません。
見知らぬ人と触れ合うことが出来ること・誰かを幸せな気持ちに出来ることだとわたしは思います。
「自分がしたことによって誰かが幸せな気持ち・嬉しい気持ちになる」
直接自分の目でその瞬間を見ることが出来るのが、このストリートパフォーマンスです。
目の前にいる人が、自分の行為を受け取って幸せな気持ちになる瞬間を見届けられます。そうするともちろん、自分自身も幸せな気持ちになれるのです。
たくさんの幸せを届けられ、自分も同じように幸せな気持ちになれるストリートパフォーマンス、一生に一度は経験してみるとおもしろいかもしれません。
- nana
- 北海道出身
- 元警察官
- 2015年にドイツ人のパートナーとともにニュージーランドへ。
- ワクワクすることとアイスクリームがエネルギー。
- ブログ『はなうたじゃんぷ』を運営