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第5回 海外での就職活動。経験を活かす?活かせない場合はどうする?

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ベテランシェフは経験を強みに。経験もスキルもないわたしは初めての職種に挑みます。

海外でのお仕事、どうやって決める?

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ワーキングホリデーで海外へ行くと、仕事が決まるのか不安がある人は多いのではないでしょうか。手に職のある人は、大いにそれを活かすと良いでしょう。たとえばわたしのパートナー、彼はシェフとして10年もの経験があります。頼もしいですね。彼はその職歴を活かして仕事を見つけ、現在もその腕を磨き続けています。

わたしはというと、警察官という職歴は直接的にニュージーランドでの就職活動に活かすことは困難です。オーストラリアでもバナナファームで1年以上を過ごしてきたため、どのように仕事を決めるのかという不安要素は大きかったのです。

こちらの求人ページや他の英語の求人サイトで探したり、直接自分の足で歩いて周り履歴書(CV、レジュメと呼ばれます)を配り歩いたりもしました。

日本ではあまり見かけませんが、ニュージーランドでは履歴書を直接配ることはよくあります。気に入ったお店に履歴書を持って行き「こちらで働きたいのですが、マネージャーとお話させてください。」と言って交渉します。あまり忙しくなさそうな時間を狙っていくのがコツです。マネージャーさんが気に入ってくれればその場で面接を開始してくれるかもしれません。

面接も経験!ダメ元で応募してみた営業のお仕事

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シティで働くとなると、運とタイミングで仕事をゲットできるファームジョブとはアプローチの方法も異なります。履歴書を念入りに作成してメールで送信、あるいは直接渡して就職活動に励みます。20セット印刷した履歴書がなくなりそうになったとき(メールでも送っているため実際のアプローチはもっとしているということです!)、ある会社から面接のお知らせが来ました。それは、オークランド内の会社に対する営業周りの仕事でした。英語に自信があったわけでも営業の経験があったわけでもありませんが、「未経験者歓迎、やる気のある方募集」という文言を目にし、新しいことへ挑戦したいという気持ちで応募してみた会社でした。面接の経験を得られるだけでラッキーと思っていたのです。ところが、面接をした数時間後に電話がかかってきて、なんと採用していただくことになりました。

やれば出来る!経験を積んで自信に変えていく

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海外での運転は初めてで、営業周りも日本で経験したことがありませんでした。オフィスでロールプレイを繰り返し練習していざ営業周りへ。モーターウェイ(高速道路)やラウンドアバウトでビクビクしつつ、紙の地図を広げて道を確認しながら一軒一軒クライアントを尋ねます。初めは運転も怯えながら、営業もわからないことばかりでした。少しずつ経験を積んで自信がついて、「あのお客様とは前にあんな会話をしたから、次はこういうことを話してみようかな」と会話が楽しくなってきます。フォローしてくれる上司がいたので、思い切って挑戦できました。

海外では、確かに日本よりも仕事を探すのが大変かもしれません。けれど、新しいことに挑戦することで知識や興味の幅が広がることもあります。

今までの経験を活かす仕事も、新しい挑戦も、プラスに出来るかどうかは自分次第です。

nana
北海道出身
元警察官
2015年にドイツ人のパートナーとともにニュージーランドへ。
ワクワクすることとアイスクリームがエネルギー。
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