ぶら下がった南京錠の謎
皆さんは、金網にたくさんの南京錠がぶら下がっているのを見たことがありますか?日本の観光地にも最近増えましたね。自然に誰かがはじめて、他の人たちも真似をしてどんどん増えていったというケースもありますが、わざわざそいう場所として作ったところもあるようです。南京錠を恋人と一緒にフェンスやゲート、橋などにかけて、永遠の愛を誓うというのが始まりらしいですが、、、効果があるのかどうかは定かではありません。
この愛の南京錠、ニュージーランドにもいくつかあるそうです。オークランドのCBDにあるWynyardでも最近見つけました。英語では”Love Padlock” と呼ばれるそうです。少し前まではなかったので、最近作ったものでしょうか?Pukekoは犬の散歩がてらに時々この辺を歩くのですが、恋人達をここで見たことはありません。ランチを食べるのに適したベンチがそばにあるので、それが恋人達を遠ざけているのではないかと思います。
この”Love Padlock” の発祥地ですが、パリやセルビアでは1990年から見られるようになったらしいです。対象となる場所が世界中で増えているようで、勝手にあちこちに南京錠をぶら下げられては困るので、専用のモニュメントやフェンスがつくられ、そこにぶら下げるようにしているところも多いようです。でないと、橋や壁に何百個も南京錠がぶら下げられ続けるとかなりの重さになり、安全性の問題もあります。景観も損なわれるので、定期的に市や国が撤去しないといけないというところも多くなっているようです。
ちなみに南京錠は、中国の南京で最初に作られたものではないようです。紀元前500年頃のローマではすでに使用されていた形跡があります。日本で南京錠と呼ばれるようになったのは、当時”外国から入ってきたもの”を南京という名称をつけて呼ぶのが多かったらしいので、この鍵も海外から入ってきたものとして”南京錠”と呼ばれていたのではないかということです。
海のそばなので、錆びた鍵が多かったです
-Happy life!
Pukeko