ニュージーランドに初めて来て、お札を触ったときビックリしませんでしたか?「え?何これ?」って思った人けっこう多いのではないでしょうか。
知っている方も多いと思いますが、ニュージーランドの紙幣はポリプロピレンというプラスチックでできています。
どうして紙ではなくプラスチックの紙幣を使うのでしょうか。
実はエコなプラスチックの紙幣
日本人からするとオモチャみたいな感じがするプラスチックの紙幣をニュージーランドが導入している理由は主に4つあるそうです。
理由その1:偽造を防げる
ここ数年カラーコピーやパソコンのスキャナが進化したことで、素人でも本物のお金っぽいものを簡単に作れるようになりました。ところがプラスチック紙幣は偽造が難しいため、偽札が出回りにくいです。
理由その2:製造しやすくリサイクルもしやすい
お札を作るときプラスチックは大量生産に向いていて、紙と比べて安いコストで作る事ができます。さらに古くなった紙幣は回収されてリサイクルされますが、その時の再利用率が非常に優れています。
理由その3:防水である
お札を洗ってしまったことある人多いですよね。
プラスチックの紙幣なら間違って洗濯してしまっても大丈夫です。また日常生活でも水に強いため、濡れた手で触ったり雨に濡れても乾かすだけでOKです。
理由その4:紙幣としての寿命が長い
プラスチック紙幣は紙の紙幣の2倍長持ちするといわれています。
つまり大量生産に向き生産コストが安く、さらに紙幣としての寿命も長く、リサイクルもしやすい紙幣は非常にエコなんですね。
2015年10月に紙幣が新しくなります
ニュージーランドの紙幣は予定では今年の10月から5ドルと10ドルが、来年の4月に20ドル、50ドル、100ドルのデザインが刷新される予定です。
ニュージーランドに住んでいると普段はほとんどEFTPOSやクレジットカードで支払うので、なかなか現金に触れることってありませんね。現金を使うときといえば、割り勘でまとめて支払ってくれた人にお金を渡すとき、マーケットやTradeMeで何か買うとき、バスに乗るとき、路上駐車のチケットを買うときくらいしか思い付きません。
それでもお札が新しくなると聞くと、どこか新鮮な気持ちになりませんか?
新しいお札では、肖像や動物、花などの要素は今のお札と変わらず、デザインが変わったり偽造されにくい最新の技術が盛り込まれるそうです。今から楽しみですね!