使い分けしてますか?
皆さんは調理にバターが必要な時、どんなバターを買っていますか?ニュージーランドのスーパーには、たくさんのメーカーのバターが並んでいますね。
「値段を見て、一番安いのを選ぶわ」
という方が多いように思います。酪農国のニュージーランドでさえ、近年のバターの値上がりには驚くものがあります。バターには実は大きく分けて2種類あるのをご存知ですか?
*有塩バター(Salted butter)
一般的にバターを買っておこうという時は、大抵こちらを購入されると思います。カリカリのバゲットにバターを塗って、、、なんて時は、微かに塩味の効いたバターは美味しいものですよね。おかずを調理する時に使うのであればこちらの有塩バターで構いません。ホワイトソースや魚のムニエルなんかにも欠かせないバターですが、もともと塩コショーなどの味付けをするので、バターの塩味が邪魔になることはありません。バターに塩を加えることによって、保存が効くし、風味が良くなるので、バターといえばこちらのバターを買い置きして使うご家庭が多いと思います。
*無塩バター(Unsalted butter)
文字通り塩の含まれていないバターです、と言いたいところですが、本来の生乳に微量に塩が含まれているので、正確には塩を加えられていないバターといえばより近いでしょう。バターというとあの塩っけのある味を思い出していたので、Pukekoも最初に無塩バターの存在を知った時は驚きました。無塩バターはベイキングでケーキやクッキーなどを作る時によく使います。塩っ気が入ると味の変わるものには、レシピに単なるバターではなく、無塩バターと表記されています。その場合は無塩バターを用意しましょう。有塩バターでも作れますが、当然塩味が入るので味が変わってきます。有塩バターは、無塩バターに1から2%の塩を加えれば代用できます。しかし、無塩バターは有塩バターでは代用できません。日本では大きなスーパーでないと無塩バターを売っていないようですが、ニュージーランドではほとんどのスーパーで売っています。しかし種類が少なく、有塩バターよりも割高です。
カロリーが高いうことで、植物性のブレッドスプレッドを使う人も増えています。レシピによってはバターでなくても、こういったブレッドスプレッドでも同じように作れるものが多いです。しかしバター特有のあの香りは、バターならではですね。焼きたてのバゲットにたっぷりのバターを塗って食べたくなりました!
パン好きにはたまらないバター!
繊細なお菓子作りには無塩バターで塩味を調整
-Happy cooking!
Pukeko