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寒天でもゼラチンでもないアガー

品を固めるのに使うゼラチンや寒天は聞き慣れた材料ですが、皆さんはアガーというものをご存知ですか?

”何からできている?”

アガーはスギノリやツノマタといった海藻や、かぶろと呼ばれる豆科の植物の抽出液から作られるものです。

”特徴”

アガーの1番の特徴は透明感です。完全に透き通ったゼリー状のものができるので、一緒に混ぜたフルーツなどが綺麗に見えます。食感は柔らかく舌触りが滑らかです。使用するときは一旦熱湯で溶かして使うのですが、固めるのに冷やす必要はありません。常温で固まります。溶け出したりすることもありません。

では寒天やゼラチンとの違いはどうでしょうか?ゼラチンは豚や牛のコラーゲンが原料で、冷やして固める必要があります。常温で置いておくと溶けてきます。アガーよりも弾力があり、一応透明ではありますが多少黄色がかっています。

寒天はテングサという海藻からできているということが一般的に知られていますね。アガーと同じく、常温で固まり始めます。凝固力が強いのでプリプリ感がなく、歯切れが良いです。色は白っぽく濁っています。しっかり固めたいレシピに使われます。

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オーブンを使わず材料を固めてできるデザートは気軽に作れますね

アガーの使い方で注意したいのは、ダマになりやすいので熱湯に入れて混ぜるだけではスムースに混ざりにくいことです。砂糖と一緒にしておき、水と一緒に鍋で煮て溶かすのがおすすめです。これを冷まして他の素材と混ぜるなりすると良いでしょう。あまりゆっくり作業をすると固まり始めるので常温になる前に型やグラスなどに入れる方が良いですね。

大型スーパーなどで売っていますが、見かけない時はヘルスフードを扱っているお店で聞いてみましょう。

Happy cooking!

-Pukeko

 

記者プロフィール

Pukeko

Pukeko

Auckland在住26年のライターPukekoです。
家族とオカメインコ兄弟、保護犬のチコと暮らしています。
レスキュードッグのサポーター。
 

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