その1 ”アンザックビスケット”

このビスケットは単なるお菓子の一つではなく、この国では重要な意味があります。第一次世界大戦の時、栄養を少しでも取って欲しいと戦争に行った兵隊さんの奥さんたちが日持ちがするものを考え、このアンザックビスケットを焼いたと聞きます。少し硬めのこのビスケットはコーヒーに少し浸して食べると程よく柔らかくなり、食べやすくなります。

その2 ”フィジョア”

ニュージーランドで育てられるこの独特の果物、大抵ニュージーランドお家の庭に数本木が植えられています。見た目はつるんとしたグリーンのシンプルな果物ですが、スムージーやケーキなどいろんなお菓子にも使われます。食べ方はキウィフルーツのように半分に切って、スプーンですくって食べるのが一般的。味は酸味が少なく、まろやかな甘み。ゼリー状の果実はつるんとした喉越しで食べやすいです。

大きさの比較のため、レモンを一緒に写しました。レモンよりも少しこぶり

その3 ”ミンチパイ”

ニュージーランドの国民食と呼ぶ人もいるほど、多くの人が好むスナックです。カロリー的にはスナックではなく、食事と言いたいところですが。パイにはいろんな種類がありますが、このミンチパイが一番人気。牛ミンチにたっぷりのグレービー（肉汁）がフィリング。チーズが入っているタイプもあります。近所のディリーに必ずあるこのパイ、どれも同じというわけではなく、毎年パイのコンペティションもあり、それぞれおきにりのお店があるようです。

その4 ”マッスル”

日本でムール貝と呼ばれているものです。ニュージーランドのマッスルは正式にはGreen lipped musselで、年間を通して国内のレストランやパブなどのメニューで見かける素材です。一般的な食べ方は、蒸したものにニンニクやチリなど味付けをしてそれをシンプルにそのままいただきます。味の凝縮された汁にパンをつけて楽しむ食べ方もあります。チャウダーにもよく使われ、濃厚な海の味がします。

その5 ”マヌカハニー”

健康志向の方の間では知名度の高い蜂蜜です。Manuka Treeだけから集められた蜂蜜をマヌカハニーと呼びます。ビタミンやミネラルなど100種類以上の栄養素を含み、殺菌効果にも優れています。