初めに

海外で生活をしていると、日本の味が恋しくなることがよくあります。特に日本の食材は現地のスーパーで見つけにくいこともあり、探すのに苦労することも少なくありません。そんな中、ニュージーランドで人気のスーパー「ニューワールド」でたらこを見つけたときの感動は今でも忘れられません。この記事では、私が実際にニューワールドでたらこを購入した体験をもとに、購入のポイントやおすすめの料理についてご紹介します。

１．購入した場所：ニューワールド

ニュージーランドにはいくつか大手のスーパーがありますが、その中でもニューワールドは、地元の人々に人気のある大型スーパーです。都市部から地方の小さな町まで、各地に店舗があり、豊富な品揃えで知られています。日本の食材を取り扱っている店舗も増えており、私がたらこを購入したWellingtonの店舗では、日本の食品も数多く並んでいました。

特に注目すべきは、魚コーナー。たらこや明太子が缶詰で販売されており、日本の家庭でお馴染みの味が手軽に手に入るのが嬉しいところです。

２．たらこの種類について

ニューワールドで販売されているたらこには、二つの種類がありました。一つはAlaska Pollack（アラスカ産スケトウダラ）のたらこ、もう一つはCod（タラ）のたらこです。日本ではスケトウダラのたらこが一般的ですが、ニュージーランドではCodも取り扱われているのが特徴です。味や色の違いについては、正直なところ、私自身は明確な差を感じませんでした。どちらも薄いピンク色をしており、見た目はとてもよく似ています。味も同様で、どちらも塩気が効いていて、魚卵特有のプチプチ感が楽しめます。もし、違いを気にする場合は、それぞれを試してみて、自分の好みに合うものを選ぶのが良いでしょう。価格はどちらもほぼ同じで、手頃な価格帯です。

３．値段と販売時期

ニュージーランドの食材の中では、日本からの輸入食品はやや高めに感じることが多いですが、ニューワールドでのたらこは意外にも6〜8ドル程度と比較的お手頃な価格でした。この価格であれば、頻繁に購入しても家計に優しく、日本の味を手軽に楽しむことができます。また、たらこは年間を通して販売されているわけではなく、特に冬の時期に見かけることが多いです。なので今年のシーズンは終わってしまいましたがぜひ来年購入をご検討ください。

４．お勧めの料理

たらこは、シンプルで手軽に使える食材で、いろいろな料理にアレンジすることができます。以下は私のお勧めのたらこ料理です。

- たらこパスタ

一番のお勧めは、やはりたらこパスタです。茹でたパスタにバターを絡め、ほぐしたたらこを加えるだけで、簡単にクリーミーでコクのあるたらこパスタが完成します。お好みで刻み海苔や大葉をトッピングすると、一層本格的な味わいになります。

- たらこお茶漬け

もう一つの定番料理は、たらこお茶漬けです。白ご飯の上にたらこを乗せ、熱いお茶をかけるだけ。シンプルながらも、たらこの塩気と旨味がご飯にしっかりと馴染み、寒い日には心も体も温まる一品です。

- たらこトースト

少し意外かもしれませんが、たらこを使ったトーストも絶品です。パンにバターを塗り、その上にたらこを広げてトーストするだけ。外はカリッと、中はふわっとした食感にたらこの風味が加わり、新しい朝食の定番になるかもしれません。

５．まとめ

ニュージーランドでたらこを手に入れることができるのは、まさに日本の味を懐かしむ人々にとって朗報です。特にニューワールドでは、手頃な価格で購入できるため、日本の味を再現したい時に非常に便利です。たらこは、パスタやお茶漬け、トーストなど、様々な料理に応用できる万能な食材ですので、ぜひ試してみてください。冬の季節にニューワールドでたらこを見かけたら、ぜひ一度購入して、ニュージーランドの自宅で日本の味を楽しんでみましょう！