ニュージーランドのベーカリー文化で重要な役割を果たすフラワーについてのお話です。
ベーカリー文化が浸透しているニュージーランド
ニュージーランドの食文化でベーカリーは欠かせない存在です。休日には大きなオーブンで焼かれたスコーンとお茶でアフタヌーンティーを楽しむ家庭が多く、手作りのマフィンやミートパイも人気です。しかし、スーパーマーケットのフラワーの種類が多くてどれがどれか分からない方も多いかと思います。そこで、今日は様々な種類のフラワーについてご紹介します。
Self-Raising Flour(セルフレイジングフラワー)
セルフレイジングフラワーは、一般的な小麦粉にベーキングパウダーや塩を混ぜ合わせて作られる特殊なタイプの小麦粉です。
ベーキングパウダー
このフラワーは、料理の過程で膨張することによって生地を軽く、ふんわりとした仕上がりにするために用いられます。私はこのフラワーを使用してフランクフルトやサーターアンダーギーを作るのがおすすめです。
PLAIN FLOUR(プレーンフラワー)
プレーンフラワーは、一般的な小麦粉のことを指します。この小麦粉は薄力粉と強力粉の中間的な特性を持ち、ニュージーランドのマフィンや手作りのパンに最適です。日本のようなふわふわなシフォンケーキよりも、ずっしりとした食感のマフィンが主流です。また、手作りのパイ生地を作る際にもプレーンフラワーが使用されます。
ARROWROOT(アロルート)
アロルートは、植物の根茎から作られるでんぷんを含む粉末状の食材です。料理にとろみやクリーミーな質感を与えるために使用されます。ジャムやゼリーの作成時にも利用され、滑らかで良い食感のジャムやゼリーを作るのに役立ちます。また、クッキーやケーキの生地に少量加えることでもっちりとした食感を出すことができます。
コーンフラワー(Cornflour)
コーンフラワーは、トウモロコシのでんぷんを粉末状にした食材です。プディングやカスタードのとろみ付けに利用され、熱を加えると透明になりクリーミーな質感を与えることができます。カスタードソースを作る際にも重宝されます。
Cream of tartar(クリーム オブ ターター)
クリーム オブ ターターは、ワイン醸造の副産物である酒石酸塩の一種で、料理やベーキングにさまざまな目的で使用される食品添加物です。主に卵白を安定させてメレンゲを作る際に使用され、少量加えることでしっかりと安定したメレンゲを作るのに役立ちます。有名なニュージーランドのデザート、パブロバを作る際にも必要です。
まとめ
ニュージーランドのベーカリー文化において、様々な種類のフラワーが重要な役割を果たしています。セルフレイジングフラワーやプレーンフラワー、アロルート、コーンフラワー、クリーム オブ ターターなど、それぞれの特性を活かして美味しいベーキングが楽しめます。皆さんもぜひベーカリー文化を楽しんでくださいね!