ニュージーランドのスーパーや八百屋さんで見かけるクリーム色の人参のような形をした野菜、Parsnip。
パースニップと発音します。人参やパセリと同じ仲間です。育て方もほとんど人参と同じなのですが、味は少し違います。人参は生で食べると味が薄く、どちらかというとシャキシャキした食感を楽しみますが、このパースニップは生で食べると、木を食べているような味です。なので通常は生では食べません。加熱することによって甘みが増し、ほっこりとした優しい食感になります。ですからこれでスープを作るという人が多いようです。隣人にどうやって食べているか聞いたところ、煮込む方が美味しいので、おすすめはスープだと言われました。ちなみに火の通りは早いので、長く煮込む必要はないそうです。他にもいくつか食べ方があるので紹介します。
ロースト
細く切って油を軽くまぶしオーブンでローストします。出来上がったら、塩や好みのシーズニングをかけて。スナックにいいですね。
チップス
薄くスライスし、こちらも軽くオイルをスプレーしてカリッとなるまでローストして出来上がり。味付けはお好みで。
マッシュ
芋と一緒に煮て、水気を切り、バターやミルクと一緒にマッシュします。塩コショーで味付けします。お肉や魚のサイドにどうぞ。
スープ
食べ方の中でもおすすめのスープですが、クリームスープが一番合うようです。普段作られているクリーム系のスープに薄切りのパースニップを加えてみてください。
近年、変わった色の野菜や果物が増えてきていますが、このパースニップは古くローマ時代から栽培されてきている古い野菜です。食べたことのない野菜にトライしてみたいなと思われるなら、パースニップをぜひお勧めします。これから寒くなる季節、シチューや煮込み料理にぜひどうぞ。人参と違って、葉の部分は食べないのでお忘れなく。
収穫直後は白く、時間の経過とともに黄色みが増します。
Happy eating!
-Pukeko