気がついたら、子どもが無意識に頭を掻いている。手で払っても子どもの頭から、フケがなかなか落ちない。。。
もしかしたら、シラミのせいかもしれません。フケが取れないのは、実はシラミの卵が髪にくっついているから。という可能性があります。
- そもそもシラミって何?
- シラミに感染するってどういうこと?
- シラミ駆除はどうしたらいいの?
にお答えするとともに、アタマジラミの予防策と対処法をご紹介します。
そもそもシラミって何?
シラミは昆虫で、人に寄生するシラミは3種類います。アタマジラミ、ケジラミ、コロモジラミ、です。
シラミに感染するってどういうこと?
子どもが保育園や学校で感染するシラミは、アタマジラミです。アタマジラミは、頭髪に寄生するので、人の頭から頭へと移動します。子どもが感染しやすいのは、大人に比べて、子どものほうがお友達と頭をくっつけて一緒に遊んだりする機会が多いからです。大人は、感染した子どもと一緒に寝たり、同じタオルを使うことで感染することが多いです。
アタマジラミは、頭皮から血を吸って繁殖します。このとき、アタマジラミの唾液成分が体内に入ることで、体が痒みや赤みなどの、アレルギー反応を起こします。蚊に刺されたときと同じ症状ですね。
アタマジラミはヒトにだけ寄生するので、ペットなど他の動物には寄生しません。
シラミ駆除はどうしたらいいの?
アタマジラミの成虫は、1日に3~5個、髪の毛に卵を産みつけます。卵は7~10日で孵化します。卵から孵った幼虫は、1~2週間で成虫となります。寿命は約1ヶ月なので、その間150個もの卵を産み繁殖していきます!
逆に言うと、アタマジラミは吸血できないと生きていけません。人から離れたアタマジラミは、2~3日で死滅するようです。
アタマジラミの繁殖率の高さを考えると、いかに早期発見、早期対応が大切かがわかりますよね。
アタマジラミの予防策
- タオルやブラシ、帽子などを共有しない。頭や頭髪の接触を減らすことで、感染率が下がります。
- 子どもが頭を掻いていたら、要チェック。
- 定期的に子どもの頭をチェックする。お子さんと一緒に寝ているご家庭は特に、フケ(らしきもの)がないかどうか、襟足や耳の後ろ辺りを重点的にチェックしましょう。
- 枕カバーをこまめに洗う。
アタマジラミの対処法
- 専用のシャンプーを使う。
- 7~9日後にもう一度、専用のシャンプーを使う。7~10日で孵化する卵の駆除目的です。
- シラミ専用のクシを使う。とても目が細かいタイプのクシなので、髪の毛についた卵やアタマジラミが取れます。
- Tea Treeスプレーを使う。効果のほどは、はっきりわかりませんが、使ったほうがシラミの数が早く減っている気がします。
- 髪を短くする。男の子の場合、この際さっぱりと丸坊主にしてしまうと、5分でシラミを駆除できます。