~大学の英語コースと語学学校の2つを体験したので徹底解説します~
1. 初めに
ニュージーランドでの生活を始めた私は、まず6ヶ月間語学学校に通い、その後約2.5ヶ月間、大学のアカデミック英語コース(いわゆるファンデーションコース)を受講しました。この2つの学び場での経験をもとに、それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。これからニュージーランドで英語を学ぶことを検討している方々に役立つ情報をお届けします。
2. 語学学校について
ニュージーランドの首都ウェリントンには、語学学校の選択肢が少なく、市内中心部にある「English Teaching College(ETC)」が唯一の選択肢となっています。(2023年初めの情報のため状況は変わっているかもしれません)この学校では、アカデミック英語と日常英会話のクラスが提供されており、どちらもレベルに応じてクラス分けされています。
特徴
- 生徒層の多様性
- ETCでは移民や難民として英語を学ぶ生徒が多い一方で、ワーキングホリデーで通っている人は少ない印象でした。そのため、異文化交流を楽しめる環境ではありますが、同じ目的を持つ仲間との繋がりを深めたい方にはやや不向きかもしれません。ただシーズンで国の比率は変わるので一概には言えません。
- クラス分けテスト
- 入学時にテストを受けてレベル分けが行われます。ただし、希望に応じて柔軟に対応してもらえるため、自分に合ったクラスで学べる可能性があります。
- 授業内容
- アカデミック英語コースでは基礎的な文章作成やリスニング力の向上を目指す授業が中心ですが、日常英会話コースは日常的な会話力を重視した内容です。上級者には物足りない内容かもしれませんが、初心者や中級者には良い学びの場になるでしょう。
- 友達作り
- 様々な背景を持つ人たちと知り合う機会があり、特に英語を使って会話をするきっかけを増やすには最適な環境です。
3. 大学の英語コースについて
私が通った大学のアカデミック英語コースは、大学院進学を目指す人のために設計された非常に実践的な内容でした。このコースでは、英語力を一気に伸ばすことを目的とし、厳しい課題を通してスキルを鍛えます。
特徴
- 課題の多さ
- エッセイやプレゼンテーションに加え、リスニングやリーディングのテストも頻繁に行われます。この2ヶ月間は、毎日のように課題に追われました。時間管理と効率的な学習方法を身に付けることが求められます。
- 生徒層
- 英語がその国の第二言語である生徒も多く、中にはフィリピン人のように母国で既に高い英語力を持つ人もいました。それでも皆、このコースをこなすのに苦労しているようでした。
- 効果的な学び
- 短期間で英語力を飛躍的に向上させることができました。このコースを修了した直後に受けたIELTSでは、Overall 7を取得することができたのは大きな成果です。
5. まとめ
語学学校と大学のアカデミック英語コースには、それぞれ異なる特徴と魅力があります。語学学校は、初心者から中級者向けでリラックスした環境で英語を学びたい方に適しており、友達作りの場としても理想的です。一方、大学のアカデミック英語コースは、英語力を一気に高めたい人や大学院進学を目指している人に最適です。ただし、課題が多く、非常にハードなコースであるため、強い覚悟が必要です。
どちらを選ぶかは、あなたの目標や英語力、生活スタイルに応じて決まります。私自身は両方を体験することで、英語力を伸ばしつつ、ニュージーランドでの生活を楽しむことができました。ぜひ、自分に合った学びの場を見つけて、充実した英語学習を体験してください!