日本への一時帰国時、スマホやPCにインターネットを繋ぐ方法は色々ありますが、私はここ数年レンタルのモバイルWi-Fiを持ち歩いています。今回は、この便利アイテムのレンタル方法と注意点をご紹介します。
モバイルWi-Fiとは?
モバイルWi-Fiとは無線でインターネットに接続し、電波の届くエリアであればどこでもインターネットが使える持ち運び可能な無線LANルーターのことです。
このモバイルWi-Fiは自宅で使用しているWi-Fiルーターと同じく「親機」なのでPCやスマートフォン、タブレット端末といった Wi-Fi 対応の子機(デバイス)と複数台同時接続できます。
フリーWi-Fiに接続できない場合や移動中の電車、バスの中でもインターネットに接続できる便利な通信機器です。
モバイルWi-Fiのおすすめポイント
- 電波の届くエリアであればインターネットに常時接続可能
- 複数の子機(デバイス)に同時接続可能
- 使用データ量が選べる
- 利用日数が選べる
- 受取・返却方法が選べる
一時帰国の時のインターネット事情をどうカバーするか?いつも悩みます。
プリペイド携帯・SIMを購入したり、今は使いきりではなくチャージしてずっと使える便利なSIMカードも出ています。
しかしながら、帰国中または旅先でもPCを使って仕事をしたり、同行する家族のデバイスのことも考えると…やはり私は上記のメリットがあるレンタルモバイルWi-Fiが比較的安くて便利だと思って今回も選びました。
レンタルモバイルWi-Fiを選ぶ時の注意点
モバイルWi-Fiをレンタルするならば事前に決めておく&選ぶポイントがいくつかあります。
【レンタル前に決めておく&選ぶポイント】
- レンタル利用日数
- だいたいの使用予定データ量
- 滞在先で使える回線か?
- 受取・返却がスムーズにできるか?
- 口コミの良い機種をチェック
順に見てゆきましょう。
レンタル利用日数
モバイルWi-Fiは1日からレンタルできますが、利用日数は細かく設定できず3日間、7日間、14日間、21日間、30日間など、だいたい1週間区切りでのレンタル日数が多いようです。
よって帰国中に自分が使いたい、必ずインターネット環境が必要な日数を計算しておいて、無駄のないレンタル日数を申し込みましょう。
私は1カ月以上の滞在でしたので30日間のプランに延長で7日間のプランを申込み。
数日足りなかったのですが、帰国してすぐは滞在先のPCを借りたり、フリーWi-Fiでしのいで無駄のないようにしました。
ひとつ重要なのは帰国前ギリギリではなく、旅程プランが決まったら、なるべく早く申し込む(プラン購入)こと。
特に年末年始はレンタルする人も多いので、人気のある機種や格安プランはすぐに売り切れてしまいます。
使用予定データ量
自宅で契約しているインターネットプロバイダーのプランを無制限にしていると、自分が1ヶ月どのくらいのデータを使っているのか?ちょっと分かりにくいですよね。
接続デバイスの数やYou tubeなどの動画視聴時間、SNS接続によって異なりますが…1日の動画視聴が3時間、Webサーフィン5時間くらいとしても1ヶ月(30日間)の使用データを60GB位で想定しました。
また、レンタルモバイルWi-Fiは月末でデータが集計され、翌月1日からは0からのカウントで始まります。よって「レンタルスタートの日」が重要になってきます。
例えば12月2日から31日までレンタルする場合はデータ量の余裕をもって借り、月中の15日から翌1月14日まで借りる場合は、一度12月末で清算されるので少しすくなめのデータ量でレンタルしてもよいかもしれません。
今回も最初は無制限にしようか迷いましたが、とりあえず60GBで契約。結局、使用データ量は12月は35GB(20日間)、1月は45GB(24日間)でした。
滞在先の回線を確認
今の日本国内なら、あまり問題ないかもしれませんが…ローカルエリアで使う場合は使用回線のエリアの確認をおすすめします。各インターネット回線会社のサイトで住所を入れると使用可能エリアか分かるので、借りたいモバイルWi-Fi機の回線が分かったら、事前に調べておきましょう。
せっかく借りたのに全然エリア外で使えなかった!とならないように注意してくださいね。
受取・返却がスムーズにできるか?
モバイルWi-Fiのレンタルもサービスが拡大して色々便利になってきました。
受取も自宅や宿泊先への宅配の他に、帰国の際の到着空港カウンター受取、移動途中でピックアップできるコンビニ受取など、選択肢が広がっています。
また、返却も自宅からの宅配での返送のほか、空港カウンターでの返却、または指定の返送用袋に入れて(レターパック等)ポスト投函でも構いません。
ポスト投函の場合、利用終了日(返却日)の消印が押されていればOK。それも取り扱い業者によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。
口コミもチェック
モバイルWi-Fiにかぎりませんが、口コミがあればチェックしておきましょう。
回線による違いというより、モバイルWi-Fiの機種によって性能差が見られるようです。
持ち運びやすさ、バッテリーの持ち、壊れやすい等、事前に気になる点を確認しておくとよいでしょう。
私はここ数年、同じ機種を使っています。理由はバッテリーの持ちがよいこと、口コミの評判が良いこと、そして使ったことのある「安心感」です。
モバイルWi-Fiのレンタルの仕方
モバイルWi-Fiの借り方も簡単です。
レンタルモバイルWi-Fi会社のサイトから直接申込しても構いませんし、ポイントを貯めているECサイトから注文してもよいでしょう。
私は、いつも日本国内の買い物をしているECサイトで出店しているレンタル会社から購入しています。
登録しているクレジットカードで買い物ができ、ポイントも付くのでお得です。
モバイルWi-Fiを受取
プラン購入したモバイルWi-Fiは「利用開始日」当日に、選択した方法で受け取ることができます。(利用開始前日に受け取ることはできません)
私は「宅配」を選択したので、滞在していた実家で受け取りました。
小さな箱の中、携帯用のケースに入って↑届きました。
- <受取内容>
- ・モバイルWi-Fi本体
- ・ACアダプター
- ・USBケーブル
- ・ケース
取扱説明書も入っているので、内容物が間違っていないか?確認しましょう。
モバイルWi-Fiを使用
取扱説明書のとおりに設定して利用を開始しましょう。
使用データ量や接続デバイス数などもチェックできます。
持ち運びは専用ケースに入れて運んでもよいですが、私はかさばるのでモバイルWi-Fi本体をバッグのポケットに直接入れて使っていました。
ただ、破損した場合は弁償となるので(プラン購入時に保険に加入しておけば補償されます)心配な方はケースに入れて持ち運びがよいかも。
同じく購入時にモバイルバッテリーの貸出もありますが、ちょっと重さがあるので要注意です。私はスマホ用のバッテリーと兼用で使いました。
モバイルWi-Fiを返却
返却日にすぐに手配できるように事前に準備しておきましょう。
私はポスト投函を選択したので、あらかじめ返送用のレターパックに差出人住所を書いておきました。
返却日当日は添付のチェックシートを見ながら、本体やアクセサリが全てあることを確認します。
返却はどこのポストに投函しても構いません。自宅の近くか移動中に見つけたポスト、または空港にあるポストに入れてもOK。
ただし、業者によっては「返却日当日の消印」を指定される場合がありますので、投函のタイミングに注意しましょう。
私は過去に一度、投函を忘れてレターパックを実家に置いてきてしまい、空港から母に連絡して近くのポストへ走ってもらいました。
出発前に投函してしまうか、忘れないように玄関先へ置いておくのをオススメします。
昨今はSIMカードなど便利なサービスも充実してきていますので、帰国時のインターネット事情もさほど困らなくなってきていますよね。
自分の旅程にあった方法を選んで快適な一時帰国を過ごしましょう♪