私は以前、野菜の種を研究する会社で働いていました。フィールド上に種を植える作業は既に終わっていて、その後の作業から私は参加しました。
1月、ニュージーランドでいう真夏の時期から参加しました。その仕事内容はというと、ポリネーション!受粉です。私が担当したのはパンプキンでした。手作業でポリネーションを行います。食用ではなく研究用に使用するので、何一つ同じ種類のパンプキンはありません。前日に次の日に花が開きそうな雄しべ、雌しべをそれぞれ閉じます。次の日にそれらを開けて受粉させます。アイパッド片手にエクセルで管理しながら作業を行います。同時に、以前受粉させたフルーツがちゃんと成長しているかも確認します。もちろん全て順調にはいきません。上手く成長していない場合はまた同じく受粉させます。果てしない広さのフィールド上で、雨の日も風の日も晴れの日もひたすら作業をしていました。夢にまで出てくるほどパンプキンに染まっていました(笑)
パンプキンの種類はカボチャ、バターナッツ、レッド。種類は3種類ですが、何一つ同じバリエーションはありません。全てパターンが違います。その差は収穫後のテストで分かります。
夏は本当に忙しかったです。朝の7時集合18時解散、土日もシフトを回していました。
ニュージーランドの夏はムシムシしてなくてとても過ごしやすいですが、太陽が近い!本当に簡単にまっっっくろになります。私は元々肌が弱く、焼けてもただただ真っ赤になって皮が剥けるだけの体質でした。しかし!そんな私でも真っ黒になりました。日焼け止め塗っても焼けます。長袖長ズボン防止は必須です。私は小麦肌憧れだったのでちょっと嬉しかったです(笑)
私は元々虫もダメでした。でも、なれます。いちいち気にしていられません。たっぷり汗かいて、たっぷり汚れて、シャワー!最高に気持ちいいです。職場は海が近いので、皆で即行海に行って潜ったりもしていました。最高です。これぞニュージーランドの夏!!!って感じでした。夜はビールを飲みながらサンセット。これで明日も頑張れる。そんな日々でした。
秋は収穫をして種を取り除き、特別な液体に漬け、乾燥させ、その後また種の為の特殊な機械を使って種を綺麗にし、種を1粒1粒確認してパッキングし、世界中にそれらを配送しました。
種だけでなくフルーツ自体も使用します。フルーツをカットし糖度を調べたり、重さを測ったり、フルーツの色を比べてみたり、他にも色々。。。葉っぱをピックしてパンチングし小さなカプセルに詰めて、それをヨーロッパに送ったりもしました。とにかく1つのパンプキンをフルに活用して色んな研究を行っていました。1つ1つのパンプキンが違うので、データ管理がとても重要な仕事でした。
パンプキン自体も世界中に配送するので各国に届くまでそれぞれかかる時間が違います。どれくらい保管できるか、どのくらいの温度、湿度なら健康なフルーツのまま保てるかなどもテストしていました。他にも、フルーツや種の品質チェックも行っていました。とにかくあらゆるテストを行っていました。
また、ピックアップトラック(車とトラックの一体型のような車)やクアッド(4輪バイク)も運転していました!ほぼ未経験でしたが、何でもトライしてみること!口に出してお願いしたり相談したりやってみたい!って伝えることも非常に大事ですね!私の職場は皆仲が良く、優しかったので、教えるからやってみな!!^^ そんな感じでアットホームな会社でした。(でも、効率的に仕事をする為にディスカッションや意見交換などで喧嘩並みにぶつかることもありました 笑 でもみんな仲良しです!)
せっかくニュージーランドを選択したなら1度はファームジョブ経験してみてください!種類にもよると思いますが、絶対にいい経験、思い出になるはずです!特にファーム関係は世界中から人が集まると思うので、異文化を知れたり、世界中の友達を作るのに絶好のチャンスです!
THE KIWI LIFE 味わってみてください^^
今回はこの辺で!
Cheers!^^♡
七帆