カフェがたくさんあり、コーヒーが美味しいニュージーランドにいると、カフェの前を通るときのコーヒーの香りに思わず誘われてコーヒーを買うことはありませんか?
仕事の前の1杯などでコーヒーをテイクアウェイで買って行く人はたくさんいます。
その中でもコーヒーを買う際に自分のキープカップ(自分のコーヒーカップ)を使用する人を見かけます。
コーヒーの割引があるから使用する人が大半ですが、どうしてテイクアウェイのコーヒーカップを使用することを推奨するのかご存知ですか?
コーヒーカップが安くないのと消費する形で終わってしまうという理由もありますが、実はコーヒーカップの製造過程が関わっているのです。
コーヒーの紙カップの製造方法って?
日本で紙コップを使用した人はわかると思いますが、紙コップは液体を入れて使用し続けると水分が染みていき、柔らかくなります。
コーヒーカップの場合、コーヒー自体が温かいので、熱を伝導しにくくカップの形をキープする必要があります。一見紙で作られているように感じますが、内側にはプラスチックが使われています。環境のためにプラスチックの使用を廃止する声はたくさん上がっていますが、コーヒーカップを使用する限りはプラスチックの削減に繋がらないのです。
ニュージーランドでは次々とプラスチック製品を廃止していっていますが、思いもよらないところでプラスチックをたくさん使用されているのです。
もちろん、一般のカフェで使用されているコーヒーカップはプラスチックを使用していてもコンポスト対応にされているので、一概に悪いわけではありませんが、プラスチックの仕様は避けたいのが事実です。
紙だけではコーヒーカップは作れないのか?
実際ニュージーランドでも紙のみを使用したエコのコーヒーカップを製造している会社はあります。しかし価格の問題などで一部しか使用されていません。
再生紙を利用しているので、今後もっと一般的になるといいのかと思っています。
まとめ
自分のコーヒーのキープカップの使用は金銭面の節約だけでなく、環境保全にも繋がります。汚れたカップを持って出勤しなければいけない、荷物が増える等の理由はあるかと思いますが、可能であれば自分のカップを1つは買ってほしいなと思います。
多くのカフェが自分のカップを使用することで0.5$ほど安くなり、カップを買っても20回使用したら10$分の節約になり、カップ代は節約できることになるのでそれ以降はお得にコーヒーを買うことができます。
これを機会に自分のキープカップを買いませんか?