ニュージーランドにも母の日や父の日があります。母の日は日本と同じ5月の第二日曜日です。父の日は日本では6月の第3日曜日ですが、ニュージーランドでは9月の第一日曜日になります。母の日は覚えているんだけど、父の日は印象が薄く忘れがちという方が多いような気がするのですが、それでも日本は、母の日の次の月にあるので、なんとかギリギリ覚えておける範囲ではないでしょうか?ところがニュージーランドの場合、母の日から4ヶ月も経過して気がつくとその日がふっとやってきているという、なんとも覚えにくいイベントのようです。母の日のようにあちこちでプレゼント購入合戦もなく、かなり地味にすぎてしまう日でもあります。
でもやっぱり父の日も母の日と平等にお祝いしたいですよね。ニュージーランドにいるご両親は、自分の両親よりもキウィのパートナーのご両親という方が多いと思いますが、習慣や文化の違うこの国で、どんな風にお祝いをしていいのかわからないという方のためにどういう風に過ごすかご紹介してみたいと思います。日本よりも全てにおいてざっくばらんなニュージーなので、日本ほど贈り物にも気をつかわなくていいと思います(Pukekoだけがそう思っているのかもしれませんが)。近くにパートナーのお父さんが住んでおられるのなら、おうちに招いてちょっと豪華めの晩ご飯を作ってあげても良いし、兄弟がそばにいる場合は、レストランに連れて行って食事代を兄弟で折半とかもありですね。
近くに住んでいない場合は、プレゼントとカードを送ってあげたら喜ばれると思います。しかしここでプレゼントに何をあげていいのか悩むところなんですが、大抵熟年以上の方というのは必要なものはすでに持っているし、特に何かをコレクションしている訳でもない時は、ギフト選びが困難です。ですが、ここはニュージーランド。困った時には甘いものを贈ればいいのです。スーパーで箱入りのチョコレートが売っているので、好きそうなフレーバーのものを選んで自分で包装します。高級店でない限り、ニュージーランドのお店ではギフト用の包装はまずないと思ってください。これに父の日カードを添えて郵送します。電子メールの時代ですが、そういう時代であるからこそお年寄りは本物のカードをもらうと嬉しいという方が多いので、父の日カードを忘れずに。スーパーでもディスカウントストアでもその時期が近づくと売っています。
日本語では、”父の日おめでとう”と言いますが、英語ではこのおめでとうに当たる部分を”Congratulation”とは言いません。
カードに書く時は、”Happy Father's Day”と書きます。
実際に会う時も、”Happy Father's Day”と言いながらプレゼントを渡すと自然です。
ニュージーランドの熟年以上の方に人気の定番箱入りチョコレート。個別包装なので、お友達がきた時にもつまみやすいですね。
色々書いてみましたが、何を贈るか、どんなレストランに招待するかというよりも、「父の日=お父さんのことを覚えているよ」ということで一緒に過ごしてあげるのが一番じゃないかと思います。遠方で、しかも何も用意ができなかった時は、携帯テキストではなく、電話をかけてあげるだけでも喜ばれることでしょう。
- Happy Father's day!
- - Pukeko